妻と一緒に考える「良い結婚相談所」とは ~written by H. Yamaryo Vol.12
今回は「良い結婚相談所とは?」について書いてみたいと思います。
お付き合い頂ければ幸いです。
サービスの「アウトプット」
先代からイー・マリッジを引き継いで、結婚相談業に関わるようになって以来、何度となく代表である妻(山領有紀子)と話し合ってきたことの一つが「良い結婚相談所とは?」でした。
元々、私はメーカーでしか働いたことがありませんでしたし、妻は金融でしたので「サービス業」というものに全く知見はありませんでした。
とはいえ、二人とも営業系の職種ではあったので、「人とコミュニケーションを図る」という、どんな業種にも共通するビジネスの根幹的部分は、クリアできるのではないかと考えていました。
ですが、問題は、そのサービスの「アウトプット」です。
メーカーはもちろんですが、金融業も「商品」というものがあります。
代金と引き換えに商品をお渡しすることができます。
ですが、特に結婚相談所は、代金を頂いても、直ぐに目に見える商品(アウトプット)をお渡しすることができません。
エステや英会話教室なら
例えばサービス業でも、エステなら、お金を頂いた直後ではないにしても、施術を受けるたびに、痩せてくるとか、肌がきめ細かくなってくるとか、英会話教室なら、少しずつ会話ができるようになってきたり、TOIECの点数がアップしてきたりと、そういった目に見えるアウトプットあるはずです。
ですが、結婚相談所は「結婚できるか?できないか?」の0か100かのどちらかしかありません。
それも最後の最後まで分かりません。
それにも関わらず、会員様からは、それなりの入会時の費用、月会費等を“事前”に頂くことになります。(成婚料は結婚が決まってからですが)
目に見える商品の対価としてお金を頂くという仕事をしていた身からすると、結婚相談所は全く異次元のビジネスに感じましたし、怖さも感じました。
ですので、常に、「良い結婚相談所とは?」を、ずっと二人で考え続けてきましたし、今も考え続けています。
良い結婚相談所とは?
間違いなく…
その絶対的な答えは、会員様(お客様)に「結婚」をお渡しすることです。
ですが…
そんな結婚という、実際には人間の力なんかは全くもって及ばない次元の商品を「絶対お渡しできます!」と確約はできません。
そこが結婚相談所というサービス業の、最も、難しく、悩ましいところだと痛感しています。
とはいえ、「だから仕方ない…」ではなく、確約はできないまでも、「結婚」という商品をお渡しできる可能性を“最大限高めていく”のが、結婚相談所の責務であると思っています。
ただ、結婚相談所の婚活カウンセラーは、神様でも、占い師でも、魔女でもないので…人間の能力でできることしかできません。
ましてや、人の能力の範囲を逸脱した「カリスマ」なんてものには成れるわけはありませんし、そもそも存在しないと思っています。
結婚の可能性を最大限高めるために
ですが「カリスマ」には成れないにしても、それに限りなく近づくためには、結婚相談所の「務め」を徹底的に、愚直にやって、結婚の可能性を最大限、高めるしかないと考えています。
その最も基本的な務めが、「常に会員様とコミュニケーションを取ること」「クイックレスポンス」だと思っています。
①常に会員様とのコミュニケーションを取る
「常に会員様とのコミュニケーションを取る」ということは、結婚相談所の仕事としては基本中の基本で、これ無しでは、何のために結婚相談所が存在しているか?わかりません。
ですが、ただ、コミュニケーションを取ればいいというわけではなく、大切なのは、その「タイミング」です。
婚活は、会社の営業時間みたいに、朝9時から夕方5時までと、決まった時間の中で行われているものではありません。
24時間、土日祝日返上で行われています。
ですので、何か婚活中の問題や相談事があった場合は、それに、「“即”対応できるタイミング」で会員様とコミュニケーションを取れることが大切です。
タイミングを外すと、結婚の可能性は下がっていきます。
イー・マリッジは、夜12時まではカウンセリングを行っています。
また、カウンセリングは月に何回までとか、1週間、2週間前から予約を取らなければいけないとか、そんな縛りは一切ありません。
婚活中の問題や不安は一両日中に解決するというのがモットーです。
②クイックレスポンス
そして二つ目の「クイックレスポンス」ですが、お見合いや、交際中の連絡事項、会員様からのLINEやメールでのお問い合わせに対しては、可及的速やかに、レスポンスしています。(基本は“即”。もしくは数時間以内。どんなに遅くても翌日まで)
結婚相談所からのレスポンスが遅いと、ストレスを感じることもあると思いますし、婚活に対するモチベーションも保てません。
また最も罪なのは、結婚相談所のその対応一つで「会員様の運命を変える」ことになってしまう可能性があるということです。
「会員様(お客様)とコミュニケーションを取ること」「クイックレスポンス」は、どんな仕事でも基本ではあるのですが、結婚相談所というサービス業の「商品」(アウトプット)をお渡しできる可能性を高めるためには、無くてはならない絶対に必要なこと考えています。
良い結婚相談所の条件
私たちはカリスマではありませんが…
人ができる能力の範囲で最大限のことを行って “結婚できる可能性を高める”
それが、イー・マリッジが考える、「良い結婚相談所」の条件の一つだと思っています。
私も妻も、常に、そういった思いで、この仕事をやっています。
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