婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

共働きか?専業主婦か? ~written by H. Yamaryo Vol.13

 

今日は、結婚後の女性の働き方について書いてみたいと思います。

 

お付き合いいただければ幸いです。

 

結婚後も仕事をすることに前向き

 

結婚相談所のプロフィール欄に、結婚後の希望として「できるだけ仕事を続けたい」もしくは「お相手の方と相談して決めていきたい」といったような、どちらかというと「結婚後も仕事をすることに前向き」な意向を書かれている女性の方はかなり多いと思います。
(7~8割の方はそうだと思います)

 

数値で見ると、1990年頃までは、専業主婦の世帯の方が圧倒的に多かったのですが、そこから約10年間は専業主婦世帯と共働き世帯の数が拮抗し、2000年を境に、一気に専業主婦の世帯数より共働き世帯数の方が多くなります。
(2021年の専業主婦世帯数566万は共働き世帯数は1247万/総務省統計局)

 

かつての日本は「男は外で働いて、女は家を守って…」みたいな時代がありましたが、今は「男も女も外で働いて、男も女も家も守って」という時代ですので、結婚相談所のプロフィールに女性の方が「できれば結婚後も仕事を…」と意思表示をされるというのは、ある意味自然なことなのだと思います。

 

ただ現実には「共働きせざるをえない…」といった負の側面があることも周知の事実ではないかとも思います。

 

 

シンガポールの「共働き」状況

 

かつて私が住んでいたシンガポールの共働き率は84%です。
(東京は54%。2015日本総研)

 

私が住んでいた2010年頃も、結婚しているシンガポール人スタッフの大半は共働きでした。

 

当初、自分の古い感覚の中では「共働きしないと家計が厳しいのかな?…」と思ったりもしたのですが、考えてみればその当時でも既にアジアの中ではシンガポールの賃金は飛び抜けて高かったですし、夫婦で働いていれば、世帯収入は自分よりも多かったと思います。

 

聞けば、大抵の共働き夫婦は、家事や子供の面倒を見てもらうため、フィリピンやインドネシア等からのメイドさんを雇っていましたし、そうでなければ親に見てもらっているということでした。
(外国人家事労働者の積極的受け入れは共働き促進のための国の政策です)

 

既に今から10年以上前のシンガポールの方が、今の日本よりも共働きできる環境が整備されていたと言えるのかもしれません。

 

(日本も、もう少し共働きが、し易くなる環境の抜本的な整備をしてくれたらな~とも、思ったりもしますが…)

 

 

共働きで「すれ違い」?

 

ちょっと話は変わりますが…

 

日本人の離婚率は1.7人(千人あたり)で、シンガポールの離婚率は1.8人です。因みにアメリカは2.5人です(2018年総務省統計局)

 

若干、日本よりシンガポールの割合の方が高いのですが、それでもアメリカと比べるどちらも低く、ほぼほぼ同じといった感じになります。

 

よく離婚理由に「すれ違い」が挙げられたりしますが、この数字を見る限りでは、少なくとも「共働きによるすれ違い」は、当て嵌まらないような気がします。

 

もちろん業種や職種によっても違いますが、シンガポールは金融、貿易がメイン産業ですので出張に行く機会も比較的多いですし、先日もニュースになっていましたが、シンガポールは女性CEO比率が世界1位の国ですので、女性が必ずしも規則正しく働けているということでもないと思います。

 

それでも、離婚率は日本とたいして変わりません。

そういった意味では「すれ違い」というのは、物理的なものではなく、あくまでも精神的なものに由来するのだと思います。

 

 

自分なりの結婚生活への希望を明確に

 

すみません。色々、話があっちゃこっちゃ行ってしまいましたが…

 

これから結婚するにあたって「女性の私も働いたほうが生活は楽だろうから…」といった思いからであっても、「結婚しても自分のキャリアを全うしたい!」「自分のために働きたい!」といった思いからであったとしても、どちらであっても、結婚してから共働きを続けることで、それが、夫婦仲が悪くなったり、離婚したりする理由にはなりえません。

 

むしろ「男性は働いて、女性は家で家事・育児」と夫婦の役割を分けていた時よりも、「男性も女性も働いて、男性も女性も家事・育児をして」といった同じ苦労をしたほうがお互いに共感できる部分は多くなるような気がします。

 

もちろん「結婚したら私は専業主婦になりたいです!」という思いなのであれば、それをプロフィールに書くことも、全く問題ありません。それを望まれている男性の方もいらっしゃいます。

 

ですが、本当に「結婚しても働き続けたい!」といった思いでいるのなら、そこに、一切のためらいは不要です

 

何の心配もせず、堂々と、そう書いてください。

 

 

働くことだけに限らず、結婚全般に言えることとして、理屈ではなく「為せば成る」といったことも、往々にしてあるような気もします。

 

 

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