婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

子供がいない、ある夫婦の喜び ~written by H. Yamaryo Vol.14

 

夫婦で、共通の趣味を持つということは良いことだと思います。

 

結婚したら、一つ屋根の下で365日暮らしていくわけですから、なにか共通のものが無ければ、それはそれで、結構“しんどい”かもしれません。

 

ですので、結婚の結実の一つである「子供を持つ」ということは、夫婦の「最大の共通の趣味」になりえるのだと思います。(趣味と言ってしまうと子供に大変失礼ですが…すみません)

 

 

もちろん、それだけが子供を持つことの一番の目的でないことは明らかですが、それでも「子はかすがい」と言われるように、夫婦にとっては、最大にして最強の「共通の喜び」であることは間違いのないところです。

 

 

ですが、世の中には子供のいない夫婦も沢山いらっしゃいます。

(私たち夫婦もそうです)

 

子供を持たない、持てない理由は、それぞれの夫婦によって様々な事情があると思いますが、結果的には、子供のいる夫婦に比べて、確実に「共通の趣味(喜び)」の選択肢を一つ減らすことになります。

 

当然それは、ただの趣味とは違いますから、そのことに深く悩まれ、心を痛められている方もいらっしゃると思います。

 

ただ、残念ながら、子供という共通の喜びを授からなかった場合でも、夫婦として「共通の趣味(喜び)」を模索して、実現していくことは、全然、可能なことなのかと思います。

 

 

今は、誰もが知るところの、未婚・晩婚化の時代です。

 

普通の恋愛で結婚する人も、結婚相談所で出会って結婚する人たちの中にも、年齢的に、身体的に既に子供を持てないという方もいらっしゃいます。

 

言うまでもなく、あたりまえのことですが、そういった人たちが結婚して、幸せになれないなんてことはありません。

 

むしろ、子供というのは、共通の趣味(幸せ)の一つに過ぎないということを、より強く、実感、体現できるのではないかとさえ思います。

 

日本の人口減少が危ぶまれる昨今ですが、「どうしようもできないものを、どうにかしようとしても、どうにもできません」ので、自分自身、自分たち夫婦が、幸せになれることだけを、決して刹那的ではなく、真面目に、懸命に考えたほうが社会には貢献できそうな気がします。

 

なんだか重い話になってしまい、すみません。

 

 

私たち夫婦の最大にして、最強の共通の趣味は「野球」です。

 

妻もよくブログで「横浜DeNAベイスターズ」のことを書いていますが、元々はベイスターズのファンだったのは私の方でした。

 

妻の方も、妻の妹が、かなり強烈なカープファンだったということもあり、野球には、そこそこ興味を持ってはいました。

 

ですが、最初は一緒に野球観戦に行っても、私の素人解説を聞いて「うんうん」と素っ気ない相槌を打つ程度でしたが、ある時、神宮球場での試合の後、3塁側のビジター選手駐車場の前で、帰路につくユニフォームから私服に着替えた選手たちを初めて間近で見た時が、彼女(妻)のターニングポイントだったと思います。

 

それからは、シーズンオフに、さらに近くで、そういった選手の姿が見られる、キャンプを一緒に見にいったりするようになって、“火”がつけられていき…。

 

 

よくよく考えてみれば、共通の趣味とはいっても、自分は、野球自体が好きだったのですが、妻は「選手が好き」が出発点だったのだと思います。(笑)

 

とはいえ、今では自分よりも詳しいぐらい野球が好き(ベイスターズ好き)ですので、結果としては、「夫婦共通の最大にして最強の趣味を持てた」とういことなので、それはそれで良かったのかと。

 

 

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