旧帝大・早稲田大学・慶應義塾大学の人と結婚したい… その前に。
難関大学の入学定員数
現在、全国の大学入学者定員数は約60万人です。(平成30年/文部科学省)
高校卒業者数が100万人ちょっとですから、6割近くの人が大学へ進学していることになります。
そんな中で、旧帝大の東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学に、一橋大学、東京工業大学を加えた入学定員数の合計は約2万人です。
私立では、いわゆる早慶上智の、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学に、東京理科大学を加えた入学定員数の合計は約2万2千人です。
合わせて、4万2千人しかいません。
大学に進学する人の中でも、僅か7%の人しか、そういった難関大学に入ることはできません。
まさに選ばれた人です。
出身大学を選んでお見合いする
結婚相談所業界でも、そんな難関大学出身(特に男性)の方は人気です。
入会案内時に「早慶以上、旧帝大以上の男性と結婚したい!」と、はっきり、おっしられる方もいらっしゃいます。
結婚相談所の良いところは、お見合い前に、お相手の大学名を知ることができるところです。(実際にはプロフィールの学歴欄の大学名は非公開でも構いませんが、そのような難関大学出身の方は書かれていることが多いです。もし非公開となっているお相手の大学名を知りたいのなら、お相手の相談所へ問い合わせします。*教えられないと言われる場合もありますので、その際はご容赦下さい)
ですので、最初から「決め打ち」で、“難関大学出身の男性の方だけ”と、お見合いをしていくこともできます。
何のために難関大学を卒業した人と結婚したいのか?
とはいえ…(ここからが今日の本題です)
「何のために?そういった難関大学を卒業した人と結婚したいのか?」を、もう一度、じっくりと考えてみて下さい。
よくある理由としては…
・自分(女性の方)も同じレベルの大学出身だから。
・子供にも優秀な遺伝子を残したいから。
・他人に言ったときに、なんだか恰好いいから。
等々、そういったことがあるかと思います。
別に、どれも間違った理由ではありません。結婚に対する素直な思いだと思います。
学歴と夫婦の相性の関係
ですが…
「学歴」=「夫婦の相性」ではない、ということだけは心に留めておいてください。
何年(何十年)も前の高校卒業時点の偏差値、確実に受け継がれるか定かではない遺伝子、実生活では意外と夫の出身大学なんて言う機会も聞かれる機会も無いという事実…
それなのに、そんなことを生涯の伴侶となる結婚相手を決める最優先事項にしてしまって「大丈夫でしょうか?…」
一度でも、社会人を経験した人なら分かると思いますが…
必ずしも難関大学出身の人が、会社で仕事ができて、人間性が優れていて、人としての頭の良さを持っているというわけではないということを、たぶん、嫌と言うほど目の当たりにしてきたはずです。
(もちろん、そういった大学出身の方で優秀で素晴らしい方は沢山いらっしゃいますが、あくまでもその人次第かと…)
まずは「その人」
たとえば、企業が、ある程度難関大学出身者だけを集めておけば、「その中に優秀な人もいるだろう」、といった採用をするといったことを聞くことがありますが…
結婚は違います。
当たることもあるかもしれませんが、“外れたら終わり”です。
ですので、「とりあえず難関大学出身の人なら…」なんて、間違っても、婚活ではそんな考え方をしてはいけません。
まず初めに「その人」があって、そして結果的に「難関大学出身の方だった」というのが「あるべき姿」なんだと思います。