「結婚相談所で出会いました!」
「結婚相手と出会ったキッカケ」
国立社会保障・人口問題研究所が実施した“結婚相手と出会ったキッカケ”の調査によると、以下のような順番になっています。
1.「友人・兄弟姉妹を通じて」31%
2.「職場や仕事で」28%
3.「学校で」12%
4.「お見合いで(結婚相談所)」7%
5.「街中や旅先で」6%
6.「サークル・クラブ・習い事で」5%
7.「アルバイト」4%
8.「幼馴染・隣人」2%
9.「その他」5%
おかげさまで…「お見合い(結婚相談所)」が、堂々4位にランクインしています!
(結婚相談所に関わるものとしては嬉しい限りです!)
そして実は、もっと嬉しいのは、こういった調査に「結婚相談所で出会いました!」と、ちゃんと答えてくれているということです。
私の感覚では、もう少し昔であれば、結婚相談所という響きに抵抗を感じる人もいて、こういった調査では、「友達の紹介で…」「サークルで…」と濁してて答えていた人も少なからずいらっしゃったのではないかと…。
出会い・恋愛事情の変遷
今から半世紀前の1970年代頃までは、お見合いで結婚することは、ごく当たり前のことでしたので、当然、出会いのきっかけを聞かれれば、「お見合いです!」と胸を張って答えていたと思います。
それからの四半世紀、バブル崩壊後の1995年ごろまでは、恋愛結婚が圧倒的多数を占めるようになり、お見合い結婚は全体の5%ぐらいまでに減少していきました。
そして、バブルという時代の空気感もあってなのか、そういったマイノリティーであるお見合い(結婚相談所)は、恋愛結婚ができない人がいくところといった、そんなネガティブなイメージを持たれることもあったと思います。
ですので当時は、「結婚相談所で出会いました!」と、答えにくい人もいたのではないかと…。
ですが、そこからの、今に続く四半世紀は、未だバブルの後遺症から完全に脱却できているとはいえない、なんだか息苦しい社会が続いてたりということもあるのかもしれませんが、人々の「結婚に対する価値観」は、また次のステージに変化してきているのだと思います。
男女の距離感の計り方や、SNS等の発達で広がっているようでありながら、実はそうでもない「出会いのあり方」への戸惑いといったものも含まれているように思います。
そんな今だからこそ…
かつての出会いの主流であった、お見合い(結婚相談所)というものが、今一度見直されてきているのだとも思います。
今の時代の「結婚相談所」とは
今の結婚相談所は「恋愛結婚ができない人」が利用している場所ではありません。
こういった世の中にあって、結婚というものを「より人生の大事なもの」として捉え、そのためには「どうやって出会うべきなのか?」をより深く、真剣に考えていらっしゃる方が利用されています。
ですので…
「どこで出会ったのですか?」と聞かれれば、堂々と、胸を張って「結婚相談所です!」と答えているのだと、そう思います。