小学生の将来の夢「お嫁さんになりたい」は、いずこへ…
ここ数年の「小学生の将来の夢」的な調査を見ていると…
男子は、サッカー選手、野球選手、医師、ユーチューバー、ゲーム制作関連、
女子は、医師、看護師、保育士、イラストレーター、教師、
そういったところが、ランキングに入っています。
まあ男子の上位は、昔から、そんなに変わって無いような気がしますが…
ですが、女子は、なぜ?「お嫁さん」が入ってないのでしょうか?
私の小学生の頃は(いつのことやねん!)、常に、1位か2位には、必ず、「お嫁さん」がランクインしていました!(どんだけ昔のことやねん!笑)
(そもそも他は全部“職業”なのに“お嫁さん”は職業なのか?ということに、当時、素朴な疑問を感じなくもありませんでしたが…笑)
そして、そんなニュースを取り扱った、昭和のワイドショーの司会者やコメンテーターは、判を押したように、「女の子らしい可愛らしい夢ですね」的なことを言っていたような…(たぶん)
そんな歴史を、生き証人??のように見てきた私からすると、「な、なんで、今は、お嫁さんが、夢じゃなくなってしまったの~!?」と、声を大にして言いたいところではありますが…
でも、その理由を、冷静になって考えてみますと、
かつての終身雇用的な働き方が絶対的正義の時代では「職業選択の自由」もどこか有名無実化されていた感もありましたが、でも今は、正真正銘、名実ともに「職業選択の自由」が謳歌できる時代になりました。
それと同じように…
「お嫁さんになること」も、今は、自由になったということなのかと。
“夢”なんて言うほど、そんな大袈裟で、仰々しくて、わざわざ自分にプレッシャーをかけるようなものじゃ、もはや、なくなったということなのかと。
お嫁さんになりたければなる。なりたくなければならない。
それ以上、それ以下でもない、
ただ、それだけのことになった、ということ。
それはそれで、良い時代になったのだと、そう思います。