適正な手順を踏んで、適正な努力をすれば、“できる”
「結婚できる確率」を考えてみても仕方がありません。
そもそも、世の中の大抵のものは“100%”なんてことが無いのですから。
ですので「〇〇歳で結婚できる確率は〇〇%!」みたいな言説に惑わされるのはハッキリ言って時間と、心の浪費です。
たとえば、「30歳で結婚できる確率は98%!」といった話があったとしても「やった~!」とは喜んではいられません。
自分が“そうじゃない”2%に入る可能性もあるのですから。
「どれくらいの確率であれば、自分は“そこ”に入れるだろう?」と予測できるということは、自分はその“範囲”に入れる実力があると分かっているということです。
確かに、大学受験の場合は、自分の“偏差値”が分かっているので、たとえ5倍10倍の競争率(確率20%、10%)であっても「“そこ”に入れるだろう」と、数値的裏付けを持って、予測を立てることができます。
でも、婚活は…
そんな“偏差値”はありません。
自分は、まだ若いし、見た目も良いほうだし、収入も高いし、「だから、その〇〇%の中に…」なんて思うのは、何の根拠も無い、ともすれば自惚れた妄想に過ぎません。
実際のところ…
日本の結婚できる(できている)確率は、男性で70%強、女性で80%強です。
(2020年の生涯未婚率、男性:28.3%、女性17.8%より)
半世紀前の97~98%が結婚していた時代に比べれば、低くなったと言えるかもしれませんが、それでもいまだ圧倒的大多数です。
私は、結婚というのは、適正な手順を踏んで、適正な努力をすれば、“できる”ものだと思っています。
同じ受験でも、全国の進学率が、男子:95.3%、女子:95.7% (2020年度)の高校受験と同じぐらいの“受け取り”で、淡々と、粛々と“プロセス”を踏んでいけばいいのだと思います。
「どれぐらいの確率で?…」みたいなことを考えるのではなく、結婚したくなったら、適正な手順を踏んで、適正な努力をして、そして結婚していく。
ただ、それだけだと思います。


