婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

海外駐在員の旅行事情 ~written by H. Yamaryo Vol.8

 

こんにちは、イー・マリッジの山領 均(やまりょう ひとし)です。

 

前回は、シンガポール駐在員の生活についてお話しさせていただきました。

 

そのシンガポールの生活は3年続き、その後は、そのまま日本に帰任することなく、横滑りでインドのデリーへ赴任になるのですが、その話の前に、海外赴任先での旅行事情について書かせていただきたいと思います。

 

お付き合いいただければ幸いです。

 

 

日本に住んでいた時は、あまり旅行をすることがなかったという人でも、海外赴任をすると、なぜか旅行をする機会が多くなります。

 

そもそも、日本を離れて、既に海外に住んでいるのですから、それ自体が旅行みたいなものなのですが・・・

 

でも、せっかくなら、自分が新たに住む国を知りたいと思うのは当然のことですし、その国の観光名所は最低限見ておこうと思うのは自然なことです。

 

ですので、インドネシアのジャカルタに住んでいた時は、バリ島やボロブドゥール遺跡のあるジョグジャカルタなどを訪れました。

 

特にバリ島は、当時から、フィリピンのセブや、マレーシアのペナン、ランカウイ、タイのプーケットと並び称される東南アジアのリゾート地でしたので、「せっかくインドネシアに住んでいるのだから」ということで、かなりの回数訪れました。

 

今は、どうなのか分かりませんが、私たちが住んでいた時は、KITASという居住許可書(外国人にとってはパスポートよりも大事なものだから絶対になくしてはいけない!と言われていたような気がします)を持っていれば、インドネシア国内のホテル代が最大半額になりました。

 

ですので、その時は、まだ日本に進出していなかったアマン系のホテルや、フォーシーズンズリゾートのジンバランやアットサヤン(ウブド)等の老舗高級ホテル、隠れ家的ヴィラの先駆け的存在の、ピタマハやクプクプバロン等にも泊まることができました。

 

そんな経験ができたのも、インドネシアに住んだからこその特典だったと思います。

 

そういった感じで、海外赴任をしたことによって、その国内を中心に旅行に行くようになるものなのですが、シンガポールと、インドはちょっと事情が違いました。

 

国内旅行よりも、海外旅行が圧倒的に多くなりました。

 

その理由は、シンガポールは単純に小さいということ。インドは「外に出たい!」と思ってしまうことにあります。(インドについては、又改めてお話しします)

 

シンガポールは端から端まで車で1時間も掛かりませんので、国内旅行をするのも直ぐに限界がきます。(土日には、マレーシアのジョホールバルまで、ちょっと朝ごはんを食べに行くといったサイズ感です。それだけで既に海外旅行です)

 

ですので、ちょっと纏まった休みの時は、アジアのリゾート地(それこそバリや、プーケット)に行ったり、日本に一時帰国したりするのが、シンガポール駐在員の旅行事情でした。

 

私たちも、赴任した翌年の年末に、少し纏まった休みが取れたので、初めは、日本に一時帰国しようと考えていたのですが、ふと「今まで一度も行ったことのないところに行ってみようか?」と思い立ち、フランスのパリへ行くことにしました。

 

恥ずかしながら、これだけ、海外通みたいなことを豪語?しておきながら…私たち夫婦はどちらも、30歳半ばまで、ヨーロッパに行ったことがありませんでした。

 

かなりアジアは得意、アメリカも旅行や出張で行っている。

でも、私たち夫婦にとっては「ヨーロッパは未知の世界」でした。

 

行くと決めて大変だったのは、服の調達です。

常夏のシンガポールで、冬服、それも真冬のヨーロッパ対応の服を探すのは、結構大変でした。

 

出発直前まで、まるで生まれて初めて海外旅行をするかのようにドキドキして、周りでフランスに行ったことのある人に「どんな感じか?」を色々聞いたりしていたのですが、ある同僚から「ジャカルタでローカルのタクシーに一人で平気で乗れる人が何を言ってるんだ。その方がよっぽど怖いわ」と言われ、なんだかちょっと落ち着いたことを覚えています(笑)

 

 

アジア専門の私が、ヨーロッパを、それもフランスのパリを語るのは、本当に僭越なのですが、素晴らしかったです、圧倒的な歴史を感じました。

(本当に素人の、ただのお上りさんの感想ですが…)

 

真冬の夕暮れのセーヌ川の風景は、ただ涙がでました。

 

 

全くもって、恥ずかしいぐらい感化されやすい夫婦ですので…

 

その後は、シンガポール赴任中も、インドへ移ってからも、それから何度となく海外旅行で、ヨーロッパへ行くようになります。

 

 

ヨーロッパが、世界が、平和であるように心から祈ります。

 

 

 

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