“フィーリング”とは何ぞや?
お見合いの、お断り文句で多いのが…
「“フィーリング”が…」というのがあります。
よくよく考えてみれば、あまり具体的な理由とは言えないかもしれませんが…、まあ、ニュアンスとしては分かります。
「口では上手く言えないんだけど…」
「これが!って、ほどじゃないんだけど…」
「なんだかよく分からないんだけど…」といった“フィーリング”の意味の通りの「感じ」がイマイチ嵌まらないということなのだと思います。
人を好きになるということ、そこまでいかなくても、もう少し前段での「好きになれそうな気がする」という“フィーリング”は、理屈では無いんだと思います。
婚活を始める前は、誰もが、こういう条件で、こんな容姿で、こんなバックグランドの人が…と、漠然ながらでも、好きになれそうな“基準”を持っているものです。
ですが、いざ、お見合いで会ってみると、それらの基準はクリアしていても“フィーリング”が違っていたら、それ以上先に進むことが難しいこともあると思います。
その判断は、ホントに難しいと思います。
動物としての直感から、その“フィーリング”は「正しい!」とも思いますし、その逆に、「そんなもん気のせい」「何度か会っているうちにフィーリングなんか合ってくるよ!」というのも正しいと思います。
ですので、もし、お見合いで、「条件等々は基準をクリアしてるんだけど、フィーリングが…」となった時のために…
「“フィーリング”にも基準を持つこと」をお勧めします。
例えば、「会話のテンポはイマイチ合わなくても、話の中身に共感できるところがあればいい」とか、「今、興味があるものは違っても、将来の方向性が近ければいい」とか、「微笑むタイミングは少しずれるんだけど、うなずくタイミングがピッタリならいい(??)」とか…。
理屈では無いものに敢えて理屈を付けて、“基準化する”ということは、僅か1時間程度で“運命の判断”を迫られる、お見合いでは必要なことかもしれません。
「“フィーリング”とは何ぞや?」と掘り下げてみることも、時には大事なことです。