結婚の第一義
結婚の目的の一つは子供を持つことです。
ですが、それは、目的の“一つ”に過ぎません。
少子化問題が深刻な今の社会ですが、それと“結婚の本質”は違います。
持続可能な社会のためには、子供を持つ人が増えることが絶対的に大切なことですが、とは言え、それが、結婚の第一義の目的にはなり得ません。
今の世の中は、大変なことが多いです。
30~40年も前であれば、学校を卒業して、何年か働いたら“結婚するもの”というのが、誰も疑問すら持つことの無い“当然のこと”でした。
DINKsという言葉は流行り始めてはいましたが、それに否定的な意を唱えるような風潮はあまり無かったように思います。むしろ、これからの生き方として前向きに捉えられていたような気がします。
ですが今は、結婚するにあたり、色々なことを考えさせられます。
経済的なこと、働き方、夫婦の在り方、そして子供のこと。
結婚生活というのは“経済の結びつき”であることは間違いの無い事実ですので、お互いの仕事や、生活費の分担、家庭内での役割分担等については、結婚前によくよく話し合うことが大切です。
そして“子供のこと”についても、それは同じです。
但し、それを第一優先に考える必要は無いと、私はそう思います。
子供というのは授かりものです。
どれだけ望んでいても、それが叶わないこともありますし、そうでないこともあります。残念ながら、もうそれが年齢的に叶わないこともあります。
もちろん、そのための準備は必要です。心構えも必要です。
でも、子供を持つことよりも、「好きな人、愛する人と一緒にいたい」という思いを第一義として考えることが、あたり前のことですが、結婚の前提です。
そこが崩れてしまっていたら、結婚する意味はありません。

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