婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

離婚”から“婚活”を考えてみる(後編)

 

(離婚について考えてみる-前編-・-中編-の続きになります)

 

 

結婚相手を選ぶ時には、「金銭感覚」「趣味」「食べ物の好み」「家庭環境」「笑いのツボ」「将来の夢」等々といった基準で「性格が合うかどうか?」を見極めようとします。

 

ですが、それらは、離婚の理由に挙げられる「性格の不一致」の“性格”とは、厳密には同義ではないのだと思います。

 

もちろん、一つ屋根の下で、生活を共にする相手ですから、当然、そういった性格的な部分は、近いほうが間違いなく“ラク”です。

ストレスなく生活ができます。

でも、それは、別に、夫婦でなくても、ルームメイトでも、ただの同居人だとしても、その方が良いわけで…

 

なので、そういった分かりやすい、表面的な“性格の一致”だけを見て、結婚相手を選ぶのではなく、もっと深い部分、心の奥の部分での一致を、見極めなければいけないのだと思います。

 

それは…

 

「今、目の前にあるものは、いつか形を変えてしまうこともある」といった“摂理”を、どこまで自分と共有=「一致」できているか?ということ、なんだと思います。

 

それは、なんだかちょっと観念的な“基準”ではあるのですが…

 

でも、その部分が同じであれば、どれだけ、表面的な“性格”が時間の経過とともに一致しなくなっていったとしても、その“変化”自体を受け入れることができるはずですので、離婚の可能性は大幅に下がるのだと思います。

 

それを見極めることは、そう簡単ではないかもしれませんが、でも、そのことの大切さを念頭において婚活をすれば「離婚しない相手」に出会える可能性は、格段に高くなるはずです。