恋愛の「好き」と、結婚の「好き」
「今まで人を好きになったことがありません」
「好きになるってどういうことかよく分かりません」
という人は、実は結構いらっしゃいます。
「人間は大人になれば、誰もが自然と恋をする」というものでもないのです。
それは変わったことでも、特殊なことでもないのだと思います。
そもそも「好きになる」と一口に言っても、その基準が明確なわけでもありません。
犬や猫を見て「かわいいな~」ぐらいの好きから、なんだか「いい人だな~」ぐらいの好き。もう少し「一緒にいたいな~」の好きから、ぎゅっと「抱きしめて欲しい(抱きしめたい)」の好き。ずーっと「側にいたい!」の好きから、一生「尽くしたい!」の好き、等々…
好きの内容も、そのレベルも千差万別です。
そして、どの内容、どんなレベルに達したら「結婚なのか?」という基準も、人それぞれ違います。
今まで人を好きになったことがなくても、好きになるってどういうことか分か
らなくても「結婚はしたい」という方はいらっしゃいます。
一見、矛盾しているようにも感じますが、それはそれでいいんだと思います。
「恋愛したい」と言われるよりは、理にかなっていると、私は思います。
結婚するための「好き」は、恋愛の燃え上がるような、身を焦がすような、それとは、少し系統が違います。
結婚の「好き」は、恋愛のどこか情熱的な「好き」に比べれば、もっとのどかで、なんだか牧歌的な「好き」です。
親とか兄弟(姉妹)とか、人でなければ愛読書や愛用の道具とか、ペットの犬や猫とか(失礼ですが…)、そういったものに抱く「好き」に、結婚の「好き」は近いような気がします。
感情の起伏はなるべく少なく、でも一定以上のテンションはキープし続けられるのが理想の結婚生活なので…
今、あなたが考えている「好き」でなくても、いいのだと思います。
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