婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

領収書を…。

 

私が、夫の海外赴任に伴って初めて暮らした外国はインドネシアでした。

(2000年のことなので、もう遥か?20年も前のこと。溜息…)

 

当時、インドネシアで生活するには、多少はインドネシア語ができなければいけないという風潮があって…(今でもそうなのかもしれませんが…)奥さんたちにも赴任前にインドネシア語の勉強をさせてもらえる機会がありました。

(考えてみれば良い会社だったかも…)

 

そのレッスンでは、「インドネシアの生活」についても教えてもらう機会があり、「メイドさんとの関係」についてレクチャーされたことがありました。

(当時、インドネシアの駐在員は、ほとんどの家庭でメイドさんを雇っていました)

 

特に印象的だったのは「お金」のことです。

メイドさんには、買い物に行ってもらったり、なんやかんやの支払いを代わりにしてもらったりすることも多いので…、「お金の管理」は、しっかりしなければいけない!と、強く指導(?)されました。

ですので、私が、一番最初に覚えたインドネシア語は“kwitansi”(クイタンシー)=「領収書」でした。(笑)

メイドさんに買い物をお願いし、お金を渡した後に、

“Minta kuitansi ya”(ミンタ クイタンシー ヤ)=「領収書もらってきてね」を、必ず付け加えます。

 

おかげさまで、私が、インドネシアに暮らしていた時には、一度もお金のトラブルになったことはありませんでした。

 

実際には、他の駐在員の方の中には、そういったトラブルもあったのかもしれません…、でも、それはインドネシアといったことではなく、日本であっても、世界のどこであっても、誰であっても、そういったこともあれば、そうでないこともある。

ただ、それだけのことなのだろうと…

 

そんな経験をして、その後の海外赴任先では、先入観や、空気感に流されるのではなく、いつもフラットな目で、ものごとを見るようにしなければいけないと、そう思うようになりました。