曖昧なまま結婚しない ~そのための結婚相談所の役割~
“曖昧”が無難?
曖昧に、なるべく曖昧に、明確な線を引かないでおくのが“男女の仲”を上手くいかせる方法の一つなのかもしれません。
特に、明確な将来を描いているわけではない“恋愛”であれば尚更です。
今、この時だけが楽しくて、幸せであれば、それでいいのです。
ある意味、それは、わきまえた大人ということかもしれませんし、会社や組織でもそんなスタンスの方が無難にやっていけるような気もします。
“婚活”は違う
でも“婚活”となると、どうしても、それは違ってきます。
別に、なにもかも白黒ハッキリさせる必要もないのですが、それでも恋愛とは明らかに違い、覚悟を決めなければいけない時があります。
曖昧のまま、結婚してもその先の未来はありません。
金銭感覚、将来設計、子供の教育方針等々といった大きなところから、食べ物の好み、趣味、暑がり寒がり、応援しているプロ野球チームといった、ディティールに至るまで、「これを確認しておかなければ一緒になんて暮らせない!」と自分が思うところは、白黒ハッキリさせておかなければいけません。
夫の浮気が原因で…、DVで…、ギャンブルで借金を…といったそんな分かりやすい理由で離婚する人もいると思いますが…
でも、「結婚前にちょっと確認しておけばよかったのに…」といった、そんな“確認不足”の離婚理由も実は沢山あるのだと思います。
結婚を決めるにあたって、食品や家電を買う時みたいに、原材料を確認して、生産地を確認して、口コミを確認して、保証内容を確認するみたいなことは、なんだか嫌な感じもします…。
でも、曖昧なまま突き進んで、後で後悔するのは、もっと不幸です。
結婚相談所の役割
結婚相談所での婚活は、言うまでもなく“結婚前提”ですので、自分にとって“必要なこと”は、お相手に聞いてハッキリさせて構いません。
ただ、もし何だか上手く聞けなさそう…(変な感じになっちゃいそう…)と思われるなら、結婚相談所が代わりに、お相手の相談所を通じで確認します。
そもそも、お見合いおばさん時代から、結婚相談所というのは、両者の間に入って、そういうことをすることが役割です。
結婚相談所で結婚した人たちの離婚率は低いと言われる由縁は、“曖昧なまま結婚しないから”なのだとも思います。