婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

イー・マリッジのこと(その7)

 

前回、『イー・マリッジのこと(その6)』はこちら→

 

昨日は「成婚退会報告」を載せたので、1日飛んでしまいましたが…

 

今日は「イー・マリッジのこと」シリーズの完結編を書きたいと思います。

(全7回のほうが“数字的”にキレイかな?という勝手な思いもありまして…笑)

 

完結編にふさわしく(?)、「結婚相談所とは何のためにあるのか?」について、イー・マリッジの考えを書いてみたいと思います。

 

 

結婚相談所の在り方というのは、時代と共に、徐々に変化してきています。

 

かつて、恋愛結婚というものが、今ほど、“市民権”を得ていなかった時代に、お見合い結婚したい人や、その親族の代わりに、お相手を探す“仲介者的役割”が求められました。

そして、未婚化や、晩婚化が、社会問題となる時代に入ってくると、結婚したい人が、結婚できる“セーフティーネット的役割”も、求められるようになってきました。

そういった時代を経て、人々の結婚観も多様化し、「婚活サービス」というものが、ごく当たり前になってきた現在では、結婚相談所も、過度に身構えることも、力むこともない、“結婚するための選択肢の一つ”として捉えられるようになってきたように思います。

 

ですが、それでも、結婚相談所に来ることができる人は、ある意味「強者」なのだとも思います。

 

時代がどんなに変わろうとも、常に、誰の心の中にも、自然に出会った人と、自然と恋に落ちて、自然に結婚へと進んで行きたい、といった思いがあるはずです。

 

ただ、その“自然”という言葉は、時として、残酷で、強いプレッシャーを感じさせるものにもなり、その言葉によって、苦しめられ、前に進むことができなくなるという人も多くいらっしゃるのだとも思います。

ですので、その葛藤に対し、“心の折り合い”を付けられた人だけが、前に進むことができて、結婚相談所というところにも、来ることができたのだと思います。

 

私は、結婚相談所というのは、そういった、心の折り合いを付けられた人だけでなく、心の折り合いを付けられなかったという人にも、いつでも手を差し伸べてあげられるような、そんな存在でなければいけないと思っています。

 

確かに、生き方は多様化していて、ともすれば「結婚しない人生」という選択も、普通にある時代です。

ですが、それでも「結婚したい」という思いを捨てきれないのであれば、そういった人たちが、苦しみ続けることなく、悩み続けることなく、いつでも、身近に、結婚にチャレンジできる場を提供してあげられること、それが結婚相談所の存在意義であると思っていますし、そういった人たちこそ、より応援してあげたいと思っています。