二面性
2020年08月06日
「裏表のない性格に惹かれました!」
結婚を決めた理由に、そういった、お相手の性格を挙げる人はいらっしゃいます。
(芸能人の婚約記者会見なんかで、よく聞くのかもしれませんが…)
確かに、良い人の代名詞的な“裏表のない性格”というのは、その人を好きになるのには、十分すぎる理由なのかもしれません。
逆に“裏表のある性格”(二面性)というのは、悪い人の代名詞?と言う感じで…
「二面性のある男性(女性)の見極め方」といったようなネット記事を見かけることも間々あるくらい、生涯の伴侶となる相手としては、致命的と言えるのかと…
だた、その一方で、そもそも人間とは二面性のある生き物という考え方もあります。
誰もが、職場を離れると、愚痴の一つぐらいは溢しますし、好意を持っている人の前では、いつもより“背伸び”をしてみせようとするものです。
(その程度で、二面性があるとまでは言わないかもしれませんが…)
ただ、間違いなく、世の中には「裏表のない人」だけでなく、「多少は裏表のある人」が、それなりに(かなり?)いるのだと思います。
ですので、あまりにもシステマチックに、裏表がない人は〇で、裏表がある人は×と決めつけてしまうのは、もったいないというか、可能性を狭めているような気もします。
もちろん“豹変”するようなレベルであれば、難しいのですが…
ただ、罵詈雑言とまではいかないぐらいの“愚痴”、悪逆無道とまではいかないぐらいの“背伸び”等々であれば、それを、その人の「かわいさ」「弱さ」「人間らしさ」と、受けとってあげるということも、あってもいいのかもしれません。