「結婚なんてしたくない!」
50歳までに一度も結婚していない人の割合を表した数字が「生涯未婚率」です。
最新のデータでは、男性23.37%、女性14.06%となっています。
(2019年国立社会保障・人口問題研究所調べ)
その中には「結婚したくてもできなかった…」という人もいらっしゃるのだとは思いますが、世間で、結構多く耳にする、「特に結婚したいと思わない」「一人でいるほうが気楽でいい」といった声の“量”からすると、14~23%といった、“数字”は、逆に、少ないような気もします。
結婚相談所の務めは、結婚したい人に、希望のお相手と出会ってもらって、恋をしてもらって、納得のいく決断をしてもらって、幸せな結婚をしてもらうことです。
なので、基本は「結婚したい」という人ばかりとお話をさせてもらっているので…、
「結婚したくない人」の気持ちは、“逆説的な推測”でしか分からないというのが本当のところです。
でも、その推測の中で、たぶんこれは、そんなに外れてはいないだろう~な、と思うことは…、「結婚したくない」という人の中には、「パクチーが食べられない!」といった人とは違って、結婚を“完全排除”しているという人ばかりではないのではないかと。
そもそも、結婚というのは、そんな、好き嫌い的なものでも、“感応的”なものでもなくて、どちらかというと「水」のようなもので…
「美味しいか?不味いか?」「健康にいいか?悪いか?」といったことを考えることはあっても、結局のところ、それだけに縛られることなく、淡々と、導かれるように、飲んでいるもの。
そこには、「飲まなければ死んでしまう!」といった悲壮感もなければ、「生きるために飲んむんだ!」といった気負いもない。
結婚も“そういったもの”と、考えてみてもいいのではと、そんな風にも思います。