婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

結婚は必要か? -生涯未婚率編-

 

“待ちに待った ゴールデンウィーク!”という感じではないですし…

全国的に、そんなに天気も良くないですし…

 

なので、部屋に篭って「人にとって結婚は本当に必要なのだろうか?」という多分答えが出ないであろう命題について、鬱々(?)と考えてみたいかと…

 

 

「生涯未婚率」から考える

 

「結婚」というものを私たちのような“業界人?”が語るのに、よく引き合いに出すデータに「生涯未婚率」というものがあります。

 

生涯未婚率とは政府が人口統計に用いる用語で、50歳までに1度も結婚したことのない人の割合のことです。

 

 

最新の数字を見てみますと…

 

男性23.37%、女性14.06%となっています。

(厚生労働省管轄、国立社会保障・人口問題研究所の2015年国勢調査に基づく2019年時点のデータです)

 

ちなみに、2040年には、男性29.5%、女性18.7%と予測されています。

 

男性の3人に1人、女性の5人に1人が1度も結婚しないという時代が、もう、そこまで迫っているということです。

 

世の中の変化とともに、人の価値観の変化とともに、「結婚観」というものも変化していって、その結果として、そういった数字になっているのだろうとは思いますが…

 

 

1990年までの生涯未婚率

 

ですが、一つの事実として、1990年までの生涯未婚率は、男女とも5%台以下でした。

 

僅か、この30年で急激に生涯未婚の人の割合が増えたということです。

 

個人的には、バブル崩壊に端を発する、経済状況の変化が「結婚しない」という人が増えた大きな要因の一つなのでは?と思っているのですが…

 

 

結婚したいという“欲”

 

なので、もしそうだとしたら…

 

「結婚しない」という選択肢は、様々な変化によって結婚したいという“欲”が、実際に“衰退した”わけでは無いのでは?…と、疑問にも感じます。

 

「人にとって結婚は本当に必要なのだろうか?」ということを考えてみる時に、まず考えなければいけないことは…

 

結婚は、損か?得か?ではなくて…

 

結婚したいという“欲”があるか?ないか?ということが、まず第一に、来るべきなのではないだろうか?と。

 

 

今日のところは、この辺までで…

次回、「結婚は必要か? -離婚率編-」に続きます→