婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

結婚は必要か? -離婚率編-

 

2021年のゴールデンウィーク2日目は、関東地方は朝から快晴です。

気温も東京周辺では27℃まで上がるとの予想も!(もう夏??)

 

そんな今すぐ「外に飛び出して行きたい!」」という衝動を抑え、今日も昨日に引き続き、ステイホームを守るべく、“じと〜”っと(笑)、「人にとって結婚は本当に必要なのだろうか?」について考えてみたいかと。

 

前回はこちら→「結婚は必要か? -生涯未婚率編-」

 

 

「離婚」から考える

 

今日は、結婚と、表裏一体の関係にあると思われている「離婚」から、それを考えてみたいと思います。

 

よく世間一般に、「3組に1組が離婚している」と言われたりしますが…

 

ただそれは、年間の離婚件数と、その年の婚姻件数を比較しただけのものなので、正確な「離婚率」とは言えません。
(その年に結婚した人が、その年に離婚するというわけではありませんから…)

 

 

いったいどれくらいの人が離婚しているのか

 

実は「どれぐらい離婚をしているのか?」を定量的に表している指標(離婚率)が厚生労働省から公表されています。
年間離婚届出件数/人口×1000で算出されます

 

日本の最新の数値は1.69です。(令和元年)

 

1000人に1.69人ということなのですが…

それが、いまいち多いのか?少ないのか?よく分かりませんが…

(子供も大人も含めた数ですから…)

 

 

他の国との比較

 

ただ、ざっくりと、その意味を捉えると…

結婚していようが、していまいが、全ての日本で暮らしている人の1000人に1.69人は離婚を経験するということです。

 

ちなみにアメリカは2.9、フランスは1.93、シンガポールは1.6ですので、日本がとんでもなく離婚が多いといというわけでもないのかと。

 

そんな感じで、ここまで「どれだけの人が離婚しているのか?」ということについて検証してみましたが…

それを敢えて、水泡に帰すと言いますか、ちゃぶ台をひっくり返すようなことを言いますと…

 

 

そんな数値は、まったく意味がありません。

 

その数値を持って、仮に「結婚」に対する不安が和らいだところで、それは、ただの気安めに過ぎません。

どれだけ離婚する確率が、高かろうが、低かろうが、それが0でない限り、その中に自分が入る可能性があります。

交通事故や自然災害に遭うことと同じなのかと…。

でも…。

 

 

「離婚」を心配しすぎない

 

離婚する確率というのは、自分で、高くも低くも、いくらでもコントロールできるものです。

 

それは、結婚できる確率よりも遥かに“運”や“巡り合わせ”といったものに左右されることはありません。

 

そんな限りなく自分でコントロールできるものに過度な恐れを抱くことはないのだと思います。

 

「離婚するかもしれないから…」と、そんな消極的な危惧、変えられる未来に「結婚の必要性」を問うこと自体が、どこか本末転倒な気もします。

 

 

次回、「結婚は必要か? -性格の不一致編-」に続きます