結婚の「幸福度ランキング」
「幸福度ランキング」
「幸福度ランキング」という言葉を、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
毎年、国連が発行する「世界幸福度報告」に基づく、国別のランキングです。
1位はフィンランド、2位デンマーク、3位ノルウェーと、社会福祉が充実しているとい言われる北欧の国が上位を占めています。
では、日本は何位か?というと、この3月に発表された2019年版では156ヵ国中58位。
この順位を、良いと見るか、そうでないかと見るかは、なんとも言えないところですが…
まあ、それについては置いておきまして…
「幸福度」の「6つの指標」
そもそも、この「幸福度」は、どのように作られているのか?というと、「6つの指標」に対して、幸福度を0から10までに分け、自分がどの段階にあるかを世論調査し、算出しているそうです。
以下が「6つの指標」になります。
1.一人あたりのGDP
2.社会的支援(頼ることができる親戚や友人がいるか?)
3.健康寿命
4.人生の選択の自由(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか?)
5.寛容さ
6.腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ)
当然、この中に「結婚」といった指標は入っていません。
あたり前のことといえば、あたり前なのですが…
結婚を「幸福度」にあてはめてみる
ですが、この「幸福度」を参考にして、これから結婚する予定の人、結婚を考えている人が、その「結婚」は「幸福」なのかどうか?を図ってみることはできると思います。
1.一人あたりのGDP
→ GDPを、世帯収入と捉えてみて、今より豊かになるかどうか?
2.社会的支援(頼ることができる親戚や友人がいるか?)
→ その人は経済的にだけでなく精神的にも頼れるか?その人の家族はどうか?
3.健康寿命
→ 一緒にいて健康的な生活が送れそうか?
4.人生の選択の自由(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか?)
→ 結婚することで、自分自身の新たな可能性が広がるか?
5.寛容さ
→ その人といると、誰に対しても、許せるといった、優しい気持ちになれるか?
6.腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ)
→ その人といると、いつも心が穏やかで、安定した状態でいられるか?
チェックしてみて、すべて「評価が高い」というわけではない、という人もいるのではないでしょうか…?
ですが、すべての評価が高くなければ、その結婚が「幸福ではない」とは言えません。
なぜなら、「結婚」は、これからの二人の努力次第で、「評価を上げていく」ことが、いくらでもできるからです。
むしろ、努力を怠れば、評価の高かった、その1つ2つのものでさえ、無くなってしまうこともあります。それが「結婚」です。
この「幸福度」を参考にして、ご自身の結婚の「現状」と「課題」そして「これから努力すること」を整理してみるのも、いいかもしれません。