同じ人はいない
「あゆんは、パパと同じだなあ~」
トイプードルの“あゆん”を抱っこしながら、膝に乗せながら、添い寝しながら語り掛ける、夫のいつもの、この言葉。
「一体、何が同じなのか?」「誰に、同意を求めているのか?」なんて、そんな野暮なことは考えないようにして…
最愛の娘との「同一性」を見つけて、自分自身に言い聞かせることで、この上ない幸せを感じているんだろうな~と、受け取ることに。(笑)
まあ、夫のことは置いておきまして…
でも間違いなく「自分と同じ」というのは、他人とのシンパシーを感じられる(ペットも含む。笑)最大の共感ポイントなのだと思います。
それは“結婚相手”も同じです。
同じ考え方、同じ趣味嗜好、同じ金銭感覚、同じ価値観…
結婚相談所の婚活で、お見合い相手を選ぶ時も「自分と同じ(近い)」というのは、真っ先に、お相手への条件となるものの一つです。
なるべく共通点があるお相手のほうが、お見合いでの話も盛り上がりますし、交際になってからも、デートの行先で困ることも少なくなります。
そしてなんといっても、「あ~、この人と私は同じなんだ~」と思えたら、なんだか幸せな気持ちにもなれるはずです。
結婚も近づくはずです。
ですが、一つだけ、気をつけておかなければいけないことあります。
それは…
お互いにカレーが好き。でも自分は、エスニックなスパイスカレーが好き、で、お相手は、ジャガイモごろごろの、お家カレーが好き。
お互いに堅実派。でも自分は必要と思った時は「えいや!」と使うタイプだけど、お相手は、吟味に吟味を重ねて使うタイプ。
要は、「大きくは同じ」だけど、「細部は違う」ということがあるということです。
それは、考えてみれば当たり前のことで…
元は赤の他人です。「全く同一」なんてことは、むしろありえません。
それでも…
婚活の終盤、最後の最後の頃になって、「あれ?なんだか違う…?」と悩むことはよくあることです。(婚活あるあるです)
その時のために、「どこまでは同じでなければいけないのか?」「どこからは違っても構わないのか?」の“自分なりの基準”はしっかり持っておかなければいけません。
くれぐれも、言っておきます。
全く同じ人は、いませんから。