婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

「出会える可能性を高めること 」 ~それが結婚相談所の仕事です。

 

IBJ(日本結婚相談所連盟)、NNR(日本仲人連盟)、BIU(日本ブライダル連盟)等の会員様の膨大な量のプロフィールを、何年も何年も、来る日も来る日も、毎日毎日、見ていると、「この人は、こんな人だろうな~」といった推測はできるようになってくるものです。

 

それでも、もう少し詳しく知りたいときは、その会員様の相談所へ連絡して、具体的なお話しを伺ったりします。

 

この業界で長く婚活カウンセラーをやっていると、懇意にしている相談所も多くなりますので、ここぞとばかりに、お互いにより深い情報交換をおこなったりもしています。

 

ですので、結婚相談所に入会して、半年、1年ぐらい活動していらっしゃる会員様よりは、“まだ見ぬプロフィール上のお相手”のことは間違いなく、よく分かります。

何万人といる会員様の中から、希望されるお相手の条件の人を選び出す能力は、半端ないです。

 

ですが…

「ただ、それだけのことです。」

 

よく、結婚相談所の広告等で「あなた合った人を紹介します!」といった文句を見たりすることがありますが…

 

それは、前述した、せいぜい、“プロフィール上の条件+α”のことで、そのお相手の「本質」までを、分かっているわけではありません。

 

そもそも、親でも兄弟でも無い、イチ婚活カウンセラーが、一度も実際に会ったことが無い人の「本質」なんて分かるはずがありません。(今どきは親でも兄弟でも分からないかもしれませんが…)

 

それは、たとえ、自分の相談所の会員様だったとしても、そんなに変わらないと思います。むしろバイアスが掛かって、実際よりも「良く」思ってしまう気がします。

 

 

と言ってしまうと…

 

「無責任だな!」「それでもプロの婚活カウンセラーか!」とお叱りを受けそうですが…

 

 

人と人の相性というのは、そういうものです。

ましてや、生涯の伴侶となる結婚相手なら尚更だと思います。

 

 

どれだけプロフィール上の条件が希望通りであったとしても、(カリスマ?)婚活カウンセラーが「あなたに合う人はこの人です!」と自信を持って紹介してきたとしても、それが絶対なんてことはありえません。

 

あくまでも自分自身で、「現地現物」で、何度も何度も確認して、「この人だったら…」と、やっと初めて、“おぼろげな確信”が持てるのだと思います。

 

 

結婚相談所のカウンセラーというのは、予言者でも、魔女でも、どこかの教祖?でもありません。

 

あなたに合った人を「紹介すること」が仕事ではなく…

あなたに合った人と「出会える可能性を高めること」が仕事です。

 

 

そのために私たちは、何年も何年も、来る日も来る日も、毎日毎日・・・です。(笑)