婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

「人は本当のことを言ったら傷つくんだよ!」だけど…

 

先日、あゆんの散歩をしていたら…

背後から、「本当のこと言ったらだめだよ!人は本当のことを言ったら傷つくんだよ!」といった声が聞こえてきました。

振り返ってみると、下校途中の小学生の女の子が、一緒に歩いている友達にそんなことを話していて。

 

たぶん、まだ4年生か、5年生ぐらいという感じの子だったのですが…

「偉い!あなたは人間と言うものが分かっている!」と、思わずその場で、婚活カウンセラーとしてスカウトしたいぐらいの気持ちになりました。(笑)

 

 

「人は本当のことを言われたら傷つく」とは、ある意味、世の中で人が人と上手く関わり合って生きていくための、一つの真理なのだと思います。

 

学校でも、会社でも、ときには家庭でも、どこか忖度しながら、できるだけオブラートに包みながら、当たり障りなくやっていくことが、上手く生きていくコツ。

 

ただ…

 

婚活は、それがベースにあることを十分踏まえながらも、「もう一歩」、踏み込んでいかなければいけない時があります。

学校に行ったときに会う友達、会社だけで接する同僚、いつか離れて暮らすことになる親兄弟とは違って、夫婦は死ぬまで一緒です。

なので、本当に夫婦にとって重要なことは、それを、一生、忖度し続けて、オブラートに包み続けるなんてことはできません。

いつかどこかで、かならず破綻します。

 

 

笑った時にちょっとオーバー気味に口角が上がる癖は、しばらくすると愛おしく感じられるようになるかもしれませんが、食べ物を口に入れたときにくちゃくちゃと音を立てる癖は、憎しみに変わるかもしれません。

 

その前に、「本当のことを言ってあげる」のは、二人の未来のためです。

 

傷つくかもしれませんが…

 

死ぬまで一緒の夫婦なら、その覚悟なら、いくらでも、そこからのケアは可能です。