年収1000万円の攻防
国税庁の調査によると“高所得”と言われる年収1千万円以上の人の割合は、全給与所得者の5%だそうです。(男性7.7%、女性1.2%)
そもそも、年収1千万円が「高所得なのか?」というのも、意見の分かれるところかもしれませんが…
(その1千万円という絶対値は、ここ何十年も変わってないような気もしますし…)
とはいえ、年収1千万円というのは、現在も日本のサラリーマン等の給与所得者にとっては、一つの目標になる数字だと思います。
(かつての車のCMのコピーの“いつかはクラウン”みたいな…古い?笑)
そして、結婚して、子供を育てて、それなりの生活をしていくには、「なんだか、それぐらいは、あったほうが、安心な、気がするな〜」と、“ほわ〜”っと、イメージする数字です。
(因みに、IBJ日本結婚相談所連盟の年収1千万円以上の男性会員様の割合は11%です。2021年10月現在)
結婚相談所で婚活をされている方の中にも、「できれば年収1千万円以上の方と…」といった、ご希望を持たれている方も多くいらしゃいます。
婚活カウンセラーとしては、それは良いことだと思っています。
せっかく、世間一般よりも1千万円以上の人の割合が多い、結婚相談所というコミュニティーの中で婚活するのですから、そういった希望は大いに持つべきだと思います。
ただし…
「何がなんでも1千万円!」と、こだわり過ぎると“損”をします。
実際問題、それよりも100万円、200万円少なくても、いきなり結婚生活が困窮するということはありませんし、結婚しても働き続けるという女性の方も多いですので、それぐらいの金額は“世帯”として考えれば、いくらでも補填できるはずです。
(因みにIBJの年収800万円以上の男性会員様の割合は21%です。ですので800万円以上のお相手も候補に入れるとすると、1千万円以上の人だけを候補にしているよりも、単純に出会える確率は倍になります)
“年収1千万円”という数字が、なんだか亡霊のよう?に、いつまでも、いつまでも、憑いて離れないようなところがありますが…
1千万円を、少々欠けていたとしても、“好きな人”と結婚したほうが、絶対に幸せになれます!