俯瞰的な自分
2021年04月10日
人というものは、余程の人格者、徳を積んだ人、神様でもない限り…
他人を羨んでしまうということがあります。
特に、他人の“幸せ”に対しては過剰に反応してしまうことがあって…
自分がどんなに願っても手に入れられないのに、それを他人が、いとも簡単に手に入れていく時、そんな時、自分の良心とは反し、それを妬ましく思うような感情が湧き上がってきてしまうのかと。
それは、「幸せの象徴」と位置付けられる結婚の場面でも、往々に起こりうる感情です。
「なぜ、あの人が、あんな良い人と結婚できたのだろう…」
「なんで、あの人が、私よりも先に幸せな笑顔をしているのだろう…」
そんな、心の闇のような、火曜サスペンス?のような、人間のエグい感情が自分の心のどこかに、湧いてくることもあるかもしれません。
その感情を自覚することは、決して心健やかではないと思いますが…
でも、その感情にどうしようもなく縛られて、その他人を攻撃することが目的に変わってしまわない限り、その感情を無理に排除する必要もないのだと思います。
他人に負けたくないという感情は、上手く使えば、自分が前に進むためのモチベーションにもなりますし、目標をこれから達成していくための道標にもなります。
ただ、その微妙な感情のバランスを保つためには、「私はもっと幸せになれる!」と強く、謙虚に、信じ続けられる「俯瞰的な自分」になる努力を続けなければいけません。