オンライン婚活についての雑感
昨日、NHKの「首都圏情報!ネタドリ」で、オンライン婚活を特集していました。
結婚相談所を生業としているものでありながら、そういった番組があるとは知らず…
横浜DeNAベイスターズvs 広島東洋カープ 22回戦を観戦中に、たまたまザッピングしていて気づいたので、途中からしか見なかったのですが…(すみません)
内容は、グループでの「オンラインお見合い」に参加して、出会い、そのまま一度も実際に会わず結婚をするという話でした。
コロナ禍という特殊な事情によってという背景ではあったのですが…
この今の時代ならではの「新しい婚活の姿とも言えるのではないか…」的な、概ね好意的な感じでも伝えられていました。
確かに、今、結婚相談所業界も「オンライン」全盛時代です。
イー・マリッジは、海外駐在員の方に多くご利用いただいているので、元々、オンラインでの「お見合い」はおこなっていて、交際に入ってからも、そう簡単に会えないことを想定して、LINEやSkypeでの「交際術」(コミュニケーションの図り方、距離の縮め方等々)に、かなり注力してきましたので、オンライン婚活自体には、何の異論もないのですが…
ですが、一度も会わずに結婚するといったことは「考えないほうがいいです」とハッキリと申し上げておきたいかと。
今年は、このコロナ禍で、なかなか会うことができなかったり…と、婚活をしている人たちにとっては、とても、とても辛い、不遇の時期であったのは間違いありません。
(今は、だいぶ以前の状態に戻りつつありますが…、それでもまだまだ注意は必要です)
そんな中で、結婚にとって最も重要な「精神的な絆」を形成していくためには、婚活中のオンラインでのコミュニケーションは物凄く意味のあることです。
むしろ平常時でも、実際に会うよりも、その絆を強めるのに有効な時もあると思います。
ですが、どうやっても、どこまでいっても、結婚は「リアル」なものです。
「現地現物」で確認しなければ、そのリアルを担保する確証は得られません。
(すみません、なんだか無機質的な表現で…)
番組でも「かなりのレアケース」と、フォローしてもいたので…
実際に、オンラインだけで結婚しようと思う人の方が圧倒的に少ないとは思いますが…
「あの時、あんなこと言ってたね」と笑って話せる日が来るのを、心静かに待ちたいと思います。