婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

思ってたのと違う

 

【お見合い前日】

「明日、ちょっとドキドキするな~。なんだか今までで一番タイプだし、趣味も合いそうだし、良い人だったらいいな~。お休みなさい。」

 

【お見合い後】

「思っていた通りの人だった~。良い人だったなぁ。海外旅行の趣味も同じだったし、イタリア旅行の時に入ったレストランも偶然、一緒だったって。どんな話も興味深く聞いてくれたし、笑ってくれたし、もう一度、会いたいな~。お休みなさい。」

 

【交際成立後】

「良かった!もう一度会いたいって!カウンセラーさんの話では、お見合いの時の印象も良かったし、楽しかったんだって!明日のファーストコールが楽しみ!お休みなさい。」

 

【ファーストコール後】

「楽しかった!お見合いの時よりも、ずっと楽しく話ができた!すごく気が合うような気がする。何を言っても、話しても、笑ってくれるし、反応が良いし。もしかして…運命の…?んっ?まだ早いね…(笑)お休みなさい。」

 

【最初のデートの後】

「最初だったから、無難に、ちょっと街を散歩して、それから、そんなに高級では無いけど、雰囲気の良い、イタリアンで食事して、ワインも飲んで。すごく喜んでくれた!食事も美味しい!って、言ってくれた。2時間ちょっと、あっという間で楽しかった!会話が途切れるなんてまったく無かった。もしかして本当に気が合うのかも…運命の人かも…。んっ?まあ落ち着いて…(笑)お休みなさい。」

 

【真剣交際を申し込んだ後】

「凄く喜んでくれた!嬉しかった!って。待ってた…って。こんなに幸せな気持ちになったのは初めてかも。こんなに人に喜んで貰えたのも、受験に合格して親に喜んでもらった時以来かな…。もう、これは、本当に、本当に運命の人だと、思っていいんじゃないだろう~か…。だぶん…。どんな結婚生活が待っているんだろう?、結婚式は、住むところは、子供は…?んっ?、ま、まだちょっと早いか…(笑)お休みなさい。」

 

【プロポーズ後】

「信じられなかった。予想もしてなかった。力が抜けた…。OKはしてもらった。でも、反応は薄かった…。別に嫌な訳じゃなかったと思う。でも、今までと全然違った。何を言っても、何を話しても、どんなしょうもないことでも、笑ってくれてたのに、強く反応してくれたのに、心地よく返してくれたのに…。何日も前から、いや、子供の頃からず~っと、今日のプロポーズを思い描いてきた。だから、絶対に、絶対に、感動してくれると思っていた。喜びを超えて歓喜してくれると思ってた。泣いてくれるかもって、思ってた…。なんでだろう?本当に自分で良かったのだろうか?、本当に結婚して幸せになれるのだろうか…?お休みなさい…(悲)」

 

 

【解説】

婚活(恋愛)というものは、上手くいっている時ほど、その気持ちの高まりとともに、「もっと、上手くいくはずだ!」「もっと、喜びを感じられるはずだ!」といった「もっと」という気持ちが強くなるものです。
それは“欲張りすぎている”といったことではなく、失うことの怖さに対する自衛本能からくるものでもあります。

 

上記のような“プロポーズ”という婚活の集大成の場面で、お相手のリアクションが薄かった場合は、テンションが下がってしまって…今までの苦労や努力が報われなかったような失望感を抱き、結婚しても幸せになれるのだろうか?といった不安を感じてしまうこともあるのだと思います。。
(時には、もう終わりだ…といった思いを抱くこともあるかもしれません)

 

ですが、プロポーズだからこそ、そういった反応があるということも、婚活をするにあたっては、心の片隅に持っておいてください。

 

人は、本当に、自分が今まで思い描いていたことが現実になった時、本当に心の底から喜びを感じた時には、意外と反応ができないものです。
リアクションが薄くなってしまうことがあります。

 

プロポーズといった、婚活の中でのクライマックスだけでなく、
婚活という、初めての経験の中で、初めてプレゼントをもらった時、初めて告白された時、初めて…の時、誰もが、そんなドラマのような、漫画のような、リアクションをとれるわけではありません。

 

ですので、たとえ、自分が思い描いた通りの婚活ストーリーにならなかったとしても、それに一喜一憂することなく、真の喜びを、ひとつひとつ、見極めて、受け入れていく努力をしてみて下さい。