女性から共感される「自己PR」の書き方
理想の相手と出会う方法(プロフィール編)で説明しましたが、女性が男性を選ぶ時に1番見るプロフィールシートの中の項目は「自己PR」です。「自己PR」はただ書けば良いというものではありません。書き方には工夫が必要です。
【自己PRサンプル】
初めまして、プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
【仕事】
食品メーカーでマーケティングの仕事をしています。
トレンド、消費者の嗜好をアンテナ高く収集・分析し新商品開発に繋げます。細かい作業も多いですが、新たなものを作り出すことにやりがいを感じています。
【性格】
今まで仕事だけでなく趣味も含めて、真面目にやってきたと思います。
結婚後も、家族を第一に考え、仕事も頑張って、一緒に幸せになれるように努力したいと思います。
【趣味/街歩き】
関東近郊を中心に様々な場所を訪れ、街歩きをすることが好きです。
どこか懐かしい通り、何気なく行き交う人々、ちょっと雰囲気のあるお店 等々。
そんな ”気になる” 風景を自分で発見し、訪ね歩いています。
【趣味/テニス】
中学生の時から大学まで、テニスを一生懸命やっていました。
部活で練習がきつく挫折しそうになったことも何度かあったのですが…
それでもなんとか、やり続けられ、大会でそれなりの成績を残すこともできました。
今はだいぶ、衰えてきましたが(笑)、その時の経験が仕事に活かせていると思います。
【趣味/他】
休みの日に時間があるときは、読書をすることが多いです。海堂尊、長岡弘樹伊坂幸太郎の本が好きです。本屋大賞をとった本も注目していて、最近は蜜蜂と遠雷を読んでいます。
音楽はスキマスイッチやMr.Childrenが好きでよく聴いています。
【お相手への希望】
いつも自然体でいられるような、明るくて気さくな方とお会いできれば嬉しいです。一人暮らしの経験もあり、一応、料理もなんとかこなせますので(下手ですが…)、子育てや家事はできるだけ分担していきたいと思っています。
【解説】
1.書式
サンプルは「項目」ごとに分かれている書式です。「文章」で書かれている書式もありますが、女性が見た時の「見やすさ」「訴求力」といった点ではこちらの書式をお勧めします。
また、ご自身が「自己PR」を書く際も、項目ごとに分かれているほうが「客観的」に自分自身を見つめ直す作業ができると思います。
「自分はどんな人間なのか?」「結婚相手に何ができるのか?」「結婚相手に何を望んでいるのか?」をきちんと自分の言葉で語れることは「婚活」を進めていく上ではとても大切なことです。(ある意味「就職活動」と似ています)
2.仕事
自分の仕事について書きます。
単に「メーカーで営業をしています」「市役所で働いています」と書くだけでなく、簡単でいいので、少し具体的に「何をしているのか?」を説明し、自分の仕事に対する「思い」を入れます。
その「思い」は大事で「やりがいを感じる」「充実している」と、できるだけポジティブに書きます。
ネガティブだと、読んだ女性が「結婚してすぐ仕事辞められたらどうしよう…」と不安になってしまいます。
ですが、もし今の仕事にやりがいも、充実感も、全く感じていなく、すぐにでも転職したいと考えている場合は(そういう状況の方はあまり結婚を考えることも無いですが…)「仕事は大変ですが、どんな状況になっても家族は守り抜く覚悟でいます」というような感じで「男気」をアピールしましょう。
今は、男の人が働いて、女の人が家庭を守るという時代でもありませんが、それでも男性が家族を「精神的に」支えるということは女性にとっては重要なことです。(たとえ収入が奥さんの方が上でも…)
3.性格
自分の性格を書いて下さい。「明るく」「楽しく」「社交性がある」といったような「良いイメージ」でなければいけないということは、全くありません。
どちらかと言うと自分は「暗く」「口下手」「人見知り」の方なんだけど…という性格でも全然構いません。
世の中には、そういった人は沢山います。むしろそういった人の方が多いような気がします。
ただし、大切なことは、そのまま書くのではなく、
『暗く』⇒「慎重」「思慮深い」「物静か」
『口下手』⇒「口数は多くない」「人の話を良く聞く」
『人見知り』⇒「一人の時間も好き」「趣味を大切にする」
といったような言葉に置き換えて「自分の個性」としてアピールしてください。
世間一般に「モテる男」は明るくて、楽しくて…と思われるかもしれませんが「結婚」となると女性が見るポイントは変わります。「落ち着きがある」「頼りがいがある」「受け入れてくれる」そういったことが大事なことになります。
単なる恋人どうしなら「楽しい」だけでいいのかもしれませんが、結婚して何十年も暮らしていく間には、一緒にいて「ほっとできる」ということが最も大切な条件の一つです。
ぜひ自信をもって「ありのまま」の自分の性格を書いてみて下さい。
4.趣味
いかにも、自己PRの「定番」といった項目ですが、あなどってはいけません!
これが自己PRの「キモ」になる部分で、自分の「人となり」を最もアピールできるところです。
悪い自己PRは、単純に事実だけを書いてしまうことです。
事実は、その人の「概要」は分かるかもしれませんが、その人の「人物像」まで知ることはできません。「ぽわ~」としたイメージしか持てず、魅力的な人には、なかなか見えてきません。
「仕事」も「性格」も「趣味」も、それぞれの事実を通して「自分がどんな人間で」「どんな考えを持っていて」「結婚したら何ができるか」ということを書き、アピールしていかなければなりません。
そういった意味では「趣味」はまさに、それらを最も「表現でき」「伝えられる」項目です。
具体的に、趣味が「音楽」なら、どんなジャンルで、どんなミュージシャンが好きで、その音楽のどんな部分に惹かれているのか。
スポーツなら、どんなスポーツで、実際に自分でやるのか、観戦が好きなのか。自分でやってるなら、どんな喜びや大変なことがあるのか。それが今の自分、将来の自分にどう役立っているのかを、簡潔に書いていきます。
自己PRの中でも「趣味は、エビデンスを持ってその人を推し量ることができる」項目になります。
写真、年齢、職業、年収等々、プロフィールシートの中には沢山の項目がありますが、所詮「紙」に過ぎません。
実際に会うまでは本当の「人となり」は分かりません。ただ唯一自己PRの「趣味」はその人の実像を限りなく、イメージさせてくれる部分です。
趣味は一つだけではなく、できれば2~3個書いたほうがいいです。
さらに一つアドバイス
昔は、アニメやマンガ、ゲームといった趣味は、あまり書く人はいませんでした。ですが今は、男性も女性も、アニメ、マンガ、ゲームは好きな人は沢山いらっしゃいます。(例え、プロフィールシートには一言も書いていなかったとしても、実は好きです、という人は実はたくさんいます。)
ですので、堂々と、好きなアニメの作品名、ゲーム名まで書いてください。そのほうが間違いなく、同じ趣味の女性と出会える可能性が高くなります。
ちなみに
稀に「趣味がまったく無い」という方がいらっしゃいます。
「スポーツ」や「音楽」や「読書」といったメジャーな趣味でなくても大丈夫です。ちょっとマニアックだったり、趣味というよりは「習慣」といったことでも構わないのです。
例えば「健康の為一つ先の駅で乗り降りしている」とか「トイレ掃除が好き」とかでいいのです。
もしそれすら「無い」という方は「これからこんな趣味を持ちたい」ということを書いてください。それでも十分共感されます。「今まで」よりも結婚してからの「これから」を女性は重視しますから。
5.お相手への希望
どんなお相手と出会いたいかを率直に書いてください。
ただし、相手に対しての自分の希望だけを書くのではなく、自分はお相手に対して「何をしてあげられるか」も忘れず書いてください。