”島耕作”から考えてみる
「課長島耕作」という弘兼憲史さんの有名なサラリーマン漫画があります。
主人公“島耕作”が大手電機メーカーで出世していく物語です。
(現在は“相談役島耕作”になっています。まるで現代の“太閤記”のような?漫画です)
仕事で、数々の実績を積み上げて出世していくのですが、その過程で、重要なエッセンスとなるのが「数々の女性」です。とにかく島耕作は女性にモテます。
そんな簡単に??と思えるぐらい、ありえないモテモテぶりです。
(まあ漫画ですから…)
島耕作は、課長時代の部下の大町久美子と出会ってから25年後に結婚します
(大町久美子は20歳年下です。因みに島耕作はバツイチです)
不思議というか、面白いのは、二人は出会ってからずっと恋人なのですが、全く束縛しないというか、お互いの“自由”を認め合う関係というか…
(漫画的に島耕作の女性関係が描きやすいからだと思うのですが…)
それでも二人ともある程度、年を重ねて、酸いも甘いも噛分けた後(?)、大町久美子の病気をキッカケに夫婦になることを決意します。(島耕作65歳、大町久美子45歳)
読者としては“永遠の恋人”な関係を続けるのかな~とも思っていましたが…
「漫画の話のことですから」と、言ってしまえば、それまでですが…、
でも、意外と世の中には、そんな感じのことも…あるような気もします。
(島耕作がモテるといったことではなく。笑)
“自由”にも限界はあるとは思いますが、それでも、世間一般で言われるよりは、お互いに自由を認め合い、それでいて心の深い部分で繋がっている、そして、“その時”がきたら、結婚する。
絶対に「こうでなければいけない!」とは決めつけず、あくまでも「自然な状態」で、“その時”を待つ。
決して島耕作みたいに25年かける必要はありませんが(笑)、ごく普通の、数か月、数年間の婚活でも、そんな心持ちでいられれば、意外と心安らかに、自然に、結婚へ向かって行けることもあるのではないかと、そんな風にも思います。