婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

慶応VS.早稲田

 

東洋経済オンラインに「慶応VS.早稲田、あまりにも違う“婚活モテ”事情」という記事が出ていました。

 

早稲田大学出身と、慶應大学出身の男女の、恋愛や婚活の違いについて、語られたものです。

 

この記事によると

『早稲田の女性は、好奇心旺盛で、自分が好きな仕事に邁進している人が多く、結婚相手に関しては、趣味や関心のある分野が同じならいいという考え方。

 

慶應の女性は(例外はあるが)名の知れた企業に勤めていて、自分をよりよく見せる術に長けている。お相手に対しても自分と同等のスペックの人を求めている。

 

一般的に男性は、女性の学歴には拘らない。ただ、早稲田の男性は、自分の学歴をあまり表に出すことはないが、慶應の男性は、恋愛や婚活の武器として大学名を使う。』

 

とのこと。

 

 

イー・マリッジで活動されている早慶出身の会員様も、確かに男性は女性の学歴にこだわりを持つことはあまりありませんが(せいぜい大卒以上を希望とするぐらい)、早慶出身の女性会員様の中には、入会時に、お相手は「早慶以上の大学」とはっきりとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

そういった希望を持つことは決して悪いことではありません。

実際に会う前に、お相手の詳細なプロフィールが分かるということが、結婚相談所の大きな特徴ですし、それができるのが結婚相談所です。

 

プロフィールに大学名「非公開」となっていた場合でも、イー・マリッジでは、ご希望があれば、事前にお相手の相談所へ大学名を確認も致します(お相手の方が、お見合いまでは非公開としたいという場合もありますので、その際はご了承下さい)

 

 

とはいえ、実際に活動していくうちに、ほとんどの方が、お相手の「大学名」は気にしなくなります。

 

それは、婚活が上手くいかなくて「誰でもいい…」という気持ちになるから、ということではなく、お見合いで色々な方と実際に会ってみると「大学名」はあまり関係ない、ということが身をもって分かってくるからです。

 

 

大学名は、婚活の「入口」にはなります。

 

ですが、「大学生が選ぶ人気企業ランキング」のように、まだ実際には社会人を経験したことがない学生が、『世間一般に有名で、誰もが聞いたことがある会社に就職したい』と考えるのと似ていると思います。

 

確かに、夫は「慶應卒です」「早稲田卒です」と言えば、世間に対しては、ちょっと自慢かもしれません。

 

ですが、その人は、慶應卒、早稲田卒という、「あなたが考えるイメージ」と合致する、「人間性」と「能力」を持ち合わせているかどうか?は、少なくとも、会って話してみるまでは分かりません。

 

人気企業ランキングの上位の会社が、本当に自分が気持ち良く働けて、能力を十二分に発揮できる会社かどうかは、実際に入ってみるまで分からないのと同じだと思います。

 

もう一つ現実的なことを言うと、

会社で仕事をしていて20代の若い頃なら、「大学名」は、意味のあることかもしれませんが、ある程度経験を積んでくると「学校名」よりも「能力」の方が重視されてくるはずです。

 

結婚相談所で婚活している男性は30代以上、女性は30歳前後という人たちが最も多く、その年齢以上の方であれば、お相手に求めるものは「学校名」よりも、その人の「能力」の方が、結婚生活を営んでいく上にも、ある意味、より意味のあることかもしれません。

 

 

 

結婚相手は早慶!という風潮は、

大学進学率が10%台だった1950年代。大学といえば国立大学が一般的。私大は学費が高く、お金持ちが行くところ。でも、慶應、早稲田、同志社だけは別。と言われていた(諸説あります)頃の名残ではと思います。
今は、誰もが大学へ行ける時代で、学校の勉強や偏差値だけでは計り知れない「能力」を認める世の中です。
実際にそういった「能力」を持っている人が活躍している社会です。

 

 

学歴にこだわって婚活をすることも一つの考え方ですが「学歴にこだわらず」その相手を「人」として見て選んでいくというのも、「既成概念に捉われない」考え方なのかもしれません。

 

そして、婚活の可能性が広がり、より幸せな結婚への道かもしれません。

 

たとえ、自分より学歴が低くても
「能力」がある人、「人間性」が優れている人、「包容力」を持っている人は、いくらでもいます。