婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

結婚相談所の経済学(相談所の規模についての考察)

 

相談所の規模

 

結婚相談所は、従業員数、数百人規模の会社組織になっている大手結婚相談所から、昔ながらの「お見合いおばさん」の流れを汲む個人経営の結婚相談所まで様々です。

 

一概に、どちらの料金(成婚までの総費用)が高い安いと言うことはできませんが、金額だけ(サービス含むコスパを考えない場合)の傾向としては、大手の結婚相談所は、結婚相談所の料金の平均よりやや高めに設定されています。

 

個人経営の結婚相談所は、平均から、それよりも低めの価格設定の所が多いですが、中には、サービス内容の差別化を前面に出し、かなり高めの価格設定をしている結婚相談所もあります。

 

大手が良いのか、個人経営の結婚相談所が良いのかは、それぞれに一長一短あります。ですので、しっかり相談所と話をして「本当に自分が納得できるかどうか?」の視点で、じっくり選んでください。

 

 

「お見合いおばさん」の時代からITの時代へ

 

現在、日本にある結婚相談所の数は3,000~4,000社あります。

その99%は個人経営の結婚相談所と言われています。

 

その99%の結婚相談所の元になるのは、前述しました、昔ながらの、お見合いおばさんの流れを汲む相談所です。
顔の広さ、面倒見の良さで独自のネットワークを持ち「お見合い写真」と「釣書」を風呂敷に包んで歩き、「婚活指導スキル」と「カリスマ性?」で男女の縁を繋いでいました。

 

現代社会の深刻な問題でもある、晩婚化や未婚化を“未然防止”するという「重要な役割」を担ってきたとも言えます。

 

そういった流れを汲む、今の個人経営の結婚相談所ですが、その多くは「一人」で運営されているというウィークポイントもあります。

 

今は、ほとんどの結婚相談所は「連盟」に加盟しています。昔みたいにお見合い写真も釣書も持ち歩く必要は無く、パソコン1台あれば、何万人という会員様から、いつでも、どこでも「縁」を繋げます。

 

結婚相談所業界も「IT化」されたおかげで、圧倒的に効率良く業務ができるようになりました。ですが、それと同時に、昔と比較にならないほど情報量が増え、それに対応するため、常にスピードを要求されるようにもなりました。

 

 

結婚相談所の選び方

 

良い例えではないかもしれませんが…

「不動産屋」さんと一緒で、良い物件は、直ぐに抑えなければ、他の人に取られてしまう…

そういった、側面が出てきたのも事実です。

 

ですので、婚活をストレスなく進めるために、常にフレキシブルに、迅速に対応してくれる結婚相談所を選んで欲しいと思います。それは大手の結婚相談所も同じことで、そういった担当者を自分の目で見極めてください。

 

あえて、もう一つポイントを言うと、個人経営の結婚相談所でも「全くの一人」で運営されているところよりは、最低あと一人、カウンセラー、もしくはスタッフがいるところをお勧めします。

 

カウンセラーも人間です。調子が悪い時も、病気になることもあります。
万が一、そういった時でも、対応ができる体制の結婚相談所を選んでいいただいたほうが、ストレスが無く、悔いのない、婚活ができるかと思います。

 

 

←前回、「結婚相談所の経済学(成婚時に掛かる費用の考察)」はこちら