結婚したいのか?よく分からない…
本当は結婚したくない(?)その理由
結婚相談所に入会のご相談に来られる方の中に、
本当に結婚したいのかどうか「よくわからない」と、おっしゃる方がいらっしゃいます。
結婚相談所ですから「結婚したい!」と思ったから来られたはず…なのでは?
ですが、「よくわからない」と、言われる方は、実は結構多いのです。
お話をもう少し踏み込んでお伺いしていくと、
・恋愛はしたいけど、結婚は重過ぎる
・結婚生活がそんなに良いものだと思わない。
・結婚して生活していく自信が無い、
と、いったような悩みが語られることが多いです。
それでも、周りの友達が結婚したから…、親が心配するから…、と、意を決して来られたそうです。
なぜそう思うのか? 原因は一つだけではないかもしれませんが、そういった人たちは、結婚は恋愛と違って「後戻りできないもの」「失敗できないもの」という思いが強すぎると、感じることがあります。
「離婚率」
「離婚率」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
厚生労働省の統計で、2017年度は婚姻数60万件に対し、離婚数21万件となっています。
(結婚相談所が取り上げる話題にはふさわしくないかもしれませんが…)
よく、こういったデータを基に「3組に1組が離婚している」とか、テレビなんかで言われたりします。
なので「もの凄く沢山の人が離婚している!」と、そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
ですが、実はこれは誤ったデータの捉え方で、本当のところ世の中にどれくらいの人が離婚しているかを知るためには、過去からの婚姻数を累積して、人口1000人当たり何人が離婚しているかを見なければなりません。
そうすると、実際の離婚率は、2017年度は1000人中1.7人で0.17%になります。
実は、2002年度の0.23%をピークに年々離婚率は下がってきています。
1000人中1.7人という数字をどう見るかは、人に拠って違うかもしれません。
ですが、なんとなくイメージしていた数字よりは、実際に離婚している人の割合は少ないのではないでしょうか。
たとえば、離婚までには至ってなくても、夫婦仲が上手くいっていない人(家庭内離婚)が、その10倍(1000人中17人)いると類推して含んでも、それでも離婚しない夫婦の方が、離婚する夫婦に比べ、桁違いに多いのが実際のところです。
先のことを心配しすぎるのではなく
人は、ちょっと心配なこと、不安なことを考えるとき、悪い部分を見てしまいがちです。
それが時として、全てのように錯覚してしまうこともあります。
結婚はそんなに悪いものではありません。
思っているほど困難なものでもありません。
また、結婚だけでなく、この先どういった人生を歩むかは、誰にも分かりません。
そんな誰にも分からない先のことを一生懸命考えて、悩んで、不安になっても仕方がない!と、思えることができたら、今よりもっと楽に生きられるのではないでしょうか。