婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

視野を広げてみましょう

 

ご相談を受けていると、時々こんなことを言われることがあります。

「本当は結婚したいのかどうか、自分でもよく分からないんです」

 

えっ?と思われるかもしれません。「結婚したいから相談所に来たんじゃないの?」と。

でも、実はこうしたお気持ちを口にされる方は、決して少なくないのです。

 

お気持ちを伺っていると、

「結婚しても幸せになれるのか不安」

「生活が大きく変わってしまうのが怖い」

「お相手とはうまくやれても、そのご家族とはどうだろう…」

「もしかしたら離婚することになるかもしれない」

「でも、ずっとひとりでいる未来を想像するとそれも不安」

そんなふうに、“まだ起こっていない未来”に対する不安の言葉が次々に出てきます。

 

不安になることは、誰にでもあることです。

そして、その不安には理由がたくさんあるのだと思います。

過去の経験や、人間関係、環境、年齢、周囲の声…原因は一つではありません。

 

でも一つ言えるとすれば、その不安の多くは「まだ起こっていないこと」へのものです。

そしてそれは、「起こらないかもしれないこと」でもある…ということです。

 

未来を心配するあまり、いまの自分の気持ちを置き去りにしてしまっていませんか?

 

本当は誰かと支え合いながら生きていきたい。

日常を一緒に笑って過ごせる人がほしい。

その気持ちがあるのなら、まずは一歩踏み出してみるのも悪くないと思うのです。

 

そして、忘れてはいけないのが、

結婚は「お相手あってのもの」だということです。

 

婚活をしていると、「自分は幸せになれるのか」「自分の人生がどうなるのか」など、自分にばかりフォーカスが向いてしまうことがあります。

 

または、「周りが結婚しているから…」「親が心配するから…」「世間体が気になるから…」というように、周囲の目ばかりを気にしてしまうこともあります。

 

そんなとき、少し視点を変えてみてほしいのです。

 

目の前に現れるかもしれない「誰か」がいて、その人にも想いや人生がある。

結婚は、その人と一緒に人生をつくっていくことです。

 

もちろん、まだ具体的なお相手がいない段階で「想像して」と言われてもピンと来ないかもしれません。

けれど、結婚というのは「誰かと一緒に生きる」ことです。

それを考えてみることで、少し視野が広がり、心が軽くなることもあります。

 

人は、不安になるとどうしても悪いことばかりを考えてしまいがちです。

でも、結婚はそんなに悪いものでも、怖いものでもありません。

 

先のことは、結婚に限らず、誰にもわからないものです。

それでも私たちは、毎日いろいろなことを選択しながら生きています。

 

未来は、自分で切り開いていくものです。

そしてその先には、今は想像できないくらいの可能性が広がっています。

 

 

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