婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

「察すること」と「伝えること」

 

「どんなお相手が理想ですか?」という質問に、「優しい人がいいです」と答える方はとても多いです。

 

確かに、優しさは結婚生活を送る上でとても大切な要素です。

自分のことを思いやってくれるパートナーが隣にいるのは、とても幸せなことです。

 

 

そして、「何も言わなくても、察してくれる人がいい」というご希望もよく耳にします。

言葉にしなくても、疲れていることに気づいてくれたり、落ち込んでいるときにそっと寄り添ってくれる…。

そんな理想のパートナー像を思い描く気持ちはよくわかります。

 

 

でも、実際には「察する」って、とても難しいことだと思います。

相手の気持ちを読み取って行動するには、たくさんの経験や深い理解が必要ですし、どんなに近しい関係でも、100%はわかり合えないことも多いです。

ときには、良かれと思ってした行動が、実は逆効果だった…なんてこともあるかもしれません。人はみんな、自分とは違う考え方や価値観を持って生きているものです。

 

「気づいてほしい」「察してくれるのが当然」と思ってしまうのは、もしかしたら少しだけ思い上がりなのかもしれません。

 

もし立場を逆にしてみたら、いかがでしょう…?

あなたはいつも、お相手の気持ちを察して、先回りして動けていますか?

きっと、そう簡単なことではないはずです。

 

たとえば、デート中に長時間歩いて疲れたとき、

「疲れたな…なんで気づいてくれないの?」と不満に思うより、「少し休みませんか?」と自分から声をかけて、カフェに誘ってみる。

それだけで、ふたりの時間はもっと心地よいものになるのではないかなと思います。

 

 

「幸せな結婚」は、ふたりで育てていくものです。

うまくいかないことを相手のせいにばかりしていないか、まずは自分を見直してみましょう。

 

そして、「察してほしい」と願うのではなく、「自分の気持ちをきちんと伝える」ことを意識しましょう。

これは、結婚後の生活においても、ずっと大事なことです。

 

結婚は、何十年と続く「日常」です。

特別なイベントよりも、日々の積み重ねが、ふたりの関係をつくります。

お互いに言葉で気持ちを伝え合い、すれ違いを埋めていくこと。それが、幸せな結婚の土台になるのではないかと思います。

 

「察してくれる人」を探すのではなく、「思いを伝え合える関係」を築ける人を探していきましょう。

 

 

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