ある結婚相談所のおばさんの戯言 ふたたび
結婚相手の「収入」なんて、たいして気にする必要はありません。
「長者富に飽かず」ではありませんが、金銭的、物質的な欲望を追い求めてもキリがありません。
たとえ、毎日のように、ジョエル・ロブション、菊乃井、久兵衛、赤坂離宮等々の高級レストランで、ご飯が食べられたとしても…
「本当は納豆ご飯が食べたいんだ!」と思う日もあると思います。
そもそも今、自分が働いていて、生活ができているのであれば、自分と同等の稼ぎがある人と結婚できれば、少なくとも、今と同等の生活は保証されるはずです。
やみくもに、自分よりも高い収入の人を望む必要は無いはずです。
「別に、贅沢がしたいわけじゃないんだよ。将来が不安なんだよ!」と言われるかもしれませんが…
将来は、誰だって不安です。
収入が、1千万、3千万、5千万、1億、2億…あったとしても、その人たちが、必ずしも「未来永劫、安泰!」「将来に不安無し!」と思っているかと言えば、そうでもないのだと思います。
1千万円の人が1億円の人を見たら「いいな~」と思でしょうし、1億円の人が2億円の人を見たら、同じように「いいな~」と思うはずです。
大谷選手クラスにならない限り、永遠に「いいな~」と思い続けるはずです。
とはいえ「結婚相手に“収入”を望むな!」と言っているわけではありません。
少なくとも、結婚相談所で婚活するにあたっては、お相手の収入も、多々ある希望条件の一つです。自分が望む条件の人を、自由に、とことん選べばいいんです。選ぶべきです。
だからこそ…
“収入”を“明確な希望条件”として、きちんと自分自身で認識するために、「結婚したらどんな生活がしたいのか?」、「どんな将来像を描いているのか?」といったことを、とことん考え抜いて、しっかり数字(=お金)に落とし込んだ上で、お相手の希望年収を設定すべきです。
それが出来ていなければ…
“婚活「長者富に飽かず」地獄”(??)から抜け出すことはできません。