離婚率
2023年04月23日
厚生労働省が発表していている、「令和3年(2021)人口動態計月報年計の概況」によると、令和3年の婚姻件数は501,116組、離婚件数は184,386組で、そこから導きだされる「離婚率」は1.5(人口千対)だそうです。
「離婚率」とは、年間離婚件数÷人口×1,000で算出されます。
ですので、%(100組に何組み?)ではなくて、人口1,000人に対して何組が離婚しているか?といった、統計学上使われる数字となります。
よく、「3組に1組が離婚している」とか、「30%の人が離婚している」とか言われることがありますが、それは単純に、その年の婚姻件数÷離婚件数で出していると思われるので、正確な数字とは言えません。(なぜなら、その年に離婚した人たちが「いつ結婚したのか?」は、マチマチですので)
そこで、他に“人口千対”の統計をいくつか見てみますと…
婚姻数: 4.1
出生率: 6.6
死亡率:11.7
未婚化・晩婚化の問題が深刻なのも事実ですし、少子化が国家的な危機であるのも間違いないことですし、超高齢化社会は既に直面している社会の大きな課題です。
でも、そういった数字に比べれば、「離婚率」は圧倒的に低いです。
あくまでも統計学上の数字なので、「だから、どう…」ということも言えないとは思いますが…
でも、この数字をポジティブに捉えれば、結婚する前から、過度に「離婚」を気にする必要も、そんなには、ないのかもしれません。