婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

真面目な日本人

 

このグローバル、ボータレス時代に、「日本人」と、一緒くたに括るのも違うとは思いますが…

 

それでも、日本人は、すごく真面目な気がします。

 

実際には日本も含めて、どこの国でも「真面目な人もいれば、そうでない人もいる」というのが本当のところではあるのですが…
(インドネシア、シンガポール、インドに住んでみてそう思いました)

 

それでも、「他人に頼らない」「自分で解決しようとする」といった“真面目さ”に関しては、日本人は際立っているような気がします。

 

そういった姿勢は、尊敬されるべきことですし、賞賛されるべきことですし、人としてのあるべき姿であることでは間違いないことです。

 

ただ…

 

それが行き過ぎると、頑張りすぎると、「しんどい」かと。

 

 

昨今、「日本の賃金(年収)が上がっていない」といったことが、よく言われますが、それを「自分の頑張りが足りないから」と、その責任を自分だけが背負っても仕方がありません。

 

もちろん、今働いている会社で頑張って、抜群の成績を上げて、給料・ボーナスを上げてもらって、一足飛びに昇進できれば収入は上がるかもしれませんが、そんなシステムではない会社もいっぱいありますし、そもそも今の日本の社会環境自体が相当変わらない限り難しいことなのかと思います。

 

なので、自分の力、頑張りだけではどうしようもないことを“真面目に”「自分だけでなんとかしよう」と思っても、どうしようもありません。

 

しんどいだけです。

 

 

ですので、そんな時は「他人に頼る」ということも必要です。

 

「他人に頼る」と言ってしまうと…、なんだかダメ人間?な感じで、日本人としては受け入れ難いのかもしれませんので、もう少し違う言い方をすると…

 

「他人にも背負ってもらう」ということかと。

 

 

結婚はまさにそうです。

 

自分だけでは背負い切れないことを二人で背負う。

 

むしろ、自分の足りないところ、ダメなところを素直に謙虚に認めて、その部分を相手に補ってもらう。

 

ちょっと無責任で頼りないような気もしますが…

 

でも、それが結婚すること、二人で生きていくことの、「意味であり価値」だと思います。