婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

「好きなタイプは?」に対する “感じ悪い” 答え

 

『優しくて、頭が良くて、面白い人が好きです!』

 

 

「好きなタイプは?」と聞かれて、“一見” よくありそうな答えです。

 

ですが、その答えは、意外と “感じ悪い” です。

 

 

一つずつ解説しますと…

 

最初の“優しくて”は、そんなに問題はありません。○です。

 

お相手に “優しさ” を求めることは、ごく普通のことです。優しさは “あるべき人の姿” として、世間一般に認知されていることですので、「私は優しくないから相手は優しい人じゃなければダメ!」といったような“理不尽”なことでない限り問題はありません。

 

 

ですが、二つ目の “頭が良くて” は微妙です。△です。

 

頭が良くなければいけない “理由” によって変わってきます。

 

例えば、自分が東大、京大を出ているので、お相手にも同等の学力を求めるというのであれば、まあセーフです。理解可能な理由です。

 

その逆に、自分は勉強が出来ないから、お相手が頭の良い人だったら勉強を教わることができるからと、自分を向上させるための理由もセーフです。

 

ですが、頭が良い人(良い学校を出ている人)であれば、何だか格好いいから、他人に自慢できるから、将来が安泰そうだから、といった理由ならアウトです。ちょっと感じ悪いです。

 

違うパターンで、「学歴じゃなく、地頭が良い人っていう意味です!」と言われることがありますが…。

これも「私は地頭が良いので」の裏返しに取られることがあるのを機をつけておいた方が良いと思います。

 

 

最後の “面白い人” というのは、基本的に×です。

 

「ボケてくれたら必ず拾いますよ、良いパス出しますよ」と自信を持って言えるぐらい自分自身が、お笑いに精通していて、将来は夫婦でM-1に出たい!というぐらいの人であればいいですが…

 

そうでなければ、好きなタイプというよりも、単に「私を楽しませてよ!」といった、傲慢な、自分本位の “望み” ということになってしまいますので、感じ悪く思われてしまいがちです。

 

 

 

普段、生活していて、「好きなタイプは?」と聞かれる場面は、現実には、あまり無いものです。

 

でも、自分が思うところの「好きなタイプ」を想像してみた時に、
「そういうタイプの人に、自分自身は叶っているのか?」
「そういうお相手に叶うために、“今”自分は、何かしらの努力をしているのか?」は、常に考えていきましょう。

それが伴っていないと、単に “感じ悪い人”と思われてしまうリスクがあることを頭に留めておきましょう。