結婚適齢期
遠い記憶のような気もしなくもないのですが…
数十年前(?)は、「結婚適齢期」という言葉が、よく使われていたような気がします。
「そろそろ、結婚適齢期じゃない?」「やばい!もう結婚的適齢期過ぎてるよ…」とか、
でも、最近はめっきり「結婚適齢期」という言葉を使うことはなくなりました。
なぜなら、今は、結婚に「適齢期」という概念が無くなってきたからだと思います。
一応、法律で、男子が18歳以上、女子は16歳以上が「結婚適齢期」と定められているそうです(民法731条)。
かつては、それをベースに、その時代、その時代の「平均結婚年齢」や、「出産年齢」のタイミングで「そろそろ結婚適齢期なんじゃない?」等々、言っていたのだと思います。
今は、子ども持つ、持たないというのも、その人その人の考え方ですし、いつまでに結婚しなければいけないという「脅迫観念」のようなものも、なくなってきているような気がします。そもそも、人の「結婚観」自体が変化してきているのだと思います。
自分が「結婚したい」とき、が結婚適齢期なのだと…
ですが「結婚したい」というものが、「いまいち、どういったものなのか?よく分からない…」という方が、少なからずいらっしゃいます。
「本当に結婚したいどうかよくわからないんです…」
「今まで、結婚したいと感じたことはなかったのですが…」
という方が、イー・マリッジにカウンセリングに来られることもあります。
ちょっと、引き合いに出すのは、大変申し訳ないのですが…
我が家のトイプードルは、先日、初ヒート(生理)が終わりました。しばらくは発情期が続き、落ち着きが無かったり、機嫌が悪かったり…ということがありました。
「種の保存」という本能からのことなので、仕方がないのですが…
人も同じように、種の保存=「子孫を残したい」という本能があります。とはいえ「子どもが欲しいから結婚したい!」と、ストレートな感情を持つ人ばかりではありません。
当然、そう単純に結婚と結びつかない人も沢山いらっしゃいます。
「結婚したい」という感情は、自分にとって、分かりやすいようで、意外と分かりにくいものかもしれません。人の本能として常に持っているからかもしれませんし、「結婚」というものを実際に「経験」していないから想像できないだけなのかもしれません。
もし、普段、友達と楽しく遊んでいる時、快適な自分の部屋で過ごしている時、広いベッドで気持ちよく眠りに入ろうとしている時、そんな日常生活のシチュエーションの中で、ふと、何かしらの「違和感」を覚え、もっと何か別の「心地よさ」といったようなものを求めている自分に気づいたら、それは、あなたの『結婚適齢期』かもしれません。