婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

空白の時間を恐れない

 

昨晩のNEWS23で、「秋元才加さんと考えるコロナ禍の結婚」という特集をやっていました。

 

番組では、日程を4回以上も変更して、先日やっと結婚式まで辿り着いたというカップルを取り上げていました。
(このコロナ禍で結婚式の中止や延期といった影響を受けたカップルは全国で23万組以上いたそうです。)

 

また、コロナ禍での「恋愛観、結婚観」についても紹介していました。

 

<意識の変化>

恋人が欲しい気持ちがさらに高まった 37.5%

結婚したい気持ちがさらに高まった 41.6%

 

<結婚相手に求める条件>

①安定した収入 45.8%

②安定した職業 42.9%

③長時間一緒に過ごしても苦にならない 42.6%

④相手の健康面 41.8%

 

③の「長時間一緒に過ごしても苦にならない」という条件は、今までは、あまり上位に挙がってくることが無かったそうです。(確かに“Stay Home”が続くと、そういう相手でなければ、きびしいかと…)

ただ、この③の条件は、コロナ禍という特殊な状況ではなくても、長く夫婦をやっていくにあたっては、必要なものだと思います。

 

良くも悪くも結婚後は、それまでの自分の生活を一変させます。

常に、その“相手”は、物理的にも、精神的にも、“一生”傍にいます。

それが結婚というものです。

 

ですので、「長時間一緒に過ごしても苦にならない」というのは、実は、最も優先順位の高い結婚相手に求める条件なのかもしれません。

 

とは言え、その条件に合っているかどうか?は、「年収」や「職業」といったもののように、明確に判断できるものではありません。

 

もしかしたら、何年か付き合ってみても、本当のところは、分からないかもしれません。

 

そう考えると…

「じゃあどうやって判断したらいいの?」ということになってしまうかと思うのですが…

 

私自身は、結婚生活を続けていく中で、「長時間一緒に過ごしても苦にならない」という状態には、「空白の時間を恐れない」という要素が多分に含まれていると感じています。

 

デート中に、ほんの数分、数十秒の「空白の時間」を意識的に作ってみて、それでも、お互いに違和感が無いか?、コミュニケーションを自然に再開できるか?を、試してみるというのも、それを検証する一つの方法だと思います。

 

「空白の時間を恐れない」(=そこにいるだけで分かり合える)ことができれば、それは、長時間でも、一生でも、「一緒に過ごしても苦にならない」ということに繋がっていくのだと思います。