希望 < 願望 < 欲望
2024年04月01日
淡い記憶、甘酸っぱい記憶、苦しい記憶、辛い記憶。
胸の中が、喜びと幸せで溢れんばかりになった記憶と、未知なものへの好奇心と期待と不安で胸の中がぐちゃぐちゃになった記憶。
そんな記憶があって“今”があります。
その記憶は、「本当に、そんなことが、あったのだろうか…?」と思うぐらいの何十年も前のものから、「一言一句、一挙手一投足、隅から隅まで、完璧に覚えてるわ!」と断言できるくらいの“ついさっき”のものまで、様々です。
みんな、そうです。
みんな、そういった記憶を持って、増やし続けて、今を生きています。
その、一つひとつを思い出していたら「もう、やってられない!」ぐらいの数です。全部思い出したら「もう、前に進めない!」ぐらいの量です。
それでも、今を生きています。
やっていられる人、前に進めている人は、それらの記憶を忘れてしまっているわけではありません。思い出さないように頑張っているというわけでもありません。
都度々々、その記憶は蘇ってきます。
それでも…
どこから湧き出てきているのかもよく分からない、自分の中の奥の奥にある、「希望<願望<欲望」を、どこかでは“感じている”から、「やってられる」「前に進めている」「今を生きている」のだと思います。