離婚”から“婚活”を考えてみる(中編)
2021年07月18日
(離婚について考えてみる-前編-の続きになります)
一般的に、婚活における「性格が合う、合わない」の“判断基準”となるものは、「金銭感覚」「趣味」「食べ物の好み」「家庭環境」「笑いのツボ」「将来の夢」等々といったものです。
結婚相談所の婚活でも、お相手のプロフィールの、そういったポイントをしっかり見て、「この人だったら合いそう」と思った人にお見合いを申し込んで、会ってみて、そして交際に入ってからも、それらを確認していく“作業”を繰り返していきます。
そして、ある程度の“確信”が持てたところで初めて、「結婚」の決断を下すことができます。
(普通の恋愛であっても、そういった結婚へ向かうプロセス自体は同じだと思います)
でも、それだけの緻密で慎重な確認を重ねていっても、後になって“齟齬”が発覚し、「離婚」という結果に至ってしまうことがあります。
だとしたら…
そんな結婚前の「性格が合う、合わない」の“判断基準”は、実は、全く意味のないこと言えるのかもしれません。
そもそも、人は全て違う個体なのですから、「性格が合う、合わない」なんてものを求めること自体がナンセンスで、空虚なことなのかもしれません。
だから、どんなに愛情を感じることができる相手であっても「完全な一致」なんてものは、あり得なくて、「この人とは性格が合う!」といった自分を納得させるための、ただの“錯覚”に過ぎないのかもしれません。
そして不幸にも、その“錯覚”から脱却することができなくて、「離婚」に行き着くのかもしれません。
「じゃあどうやって、何を基準に結婚相手を選べばいいのか?」を、また明日考えて見たいと思います。