婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

普通の男性

 

今朝のTBS「グッとラック!」で「婚活女性が定義する“普通の男性”」という話題を取り上げていました。(お昼ごろまでTwitterのトレンド上位に挙がっていました…笑)

 

番組で紹介された「普通の男性」とは、見た目は星野源、学歴は日東駒専以上、年収は500万円以上、散髪は月1~2回、髭・爪が整っていて、化粧水をつけて寝る清潔感のある人ということでした。

 

その“是非”については、敢えてこの場では差し控えさせていただきますが…(笑)

 

ですが、結婚相談所のカウンセラーとしては、どうしても一言申し上げておきたいかと…
(一言では済みませんが…笑)

 

結婚相談所へ来られた方へ「どのような男性がご希望でしょうか?」とお聞きすると、「普通の男性で…」というのは、“結婚相談所あるある”というか、まさに“普通”にあることです。

 

私たち結婚相談所のカウンセラーとしては、「普通ってどういうことよ!」「まさか、見た目が星野源さんみたいな人ってことじゃないわよね!」と、そんな突っ込みを入れるようなことはありません。(笑)

 

「今日は、どんな感じにされますか?」と聞かれ、「少しスッキリさせて下さい」と、お客さんが言っても、即座に「わかりました!」と反応する美容師さんのように、私たち婚活カウンセラーも心得ています。(ちょっと例えが分かりづらいかもしれませんが…笑)

 

ただ、そもそも…

「どんな男性が希望ですか?」という問いに対し「普通の男性」という答えは、その女性の方の「謙虚」な気持ちから発せられた言葉であることは重々理解できるのですが、答えとしては、的を得ていない…のかと思います。

 

たとえば、「普通」と付く言葉で“しっくりくる”ものを考えてみると…

新幹線の「普通席」とか、手紙の「普通郵便」とかがありますが、それらには必ず、「グリーン席」とか「速達」とかの“特別なもの”がセットになっているので、それとの比較で「普通」=「スタンダード・標準・定番」ということが明確に、誰もがイメージできるのかと。

 

ですが、ただ「普通の男性」と言われても、比較対象が無いので、“本当の本当のところ”までは分からないという問題があって…
(ですので我々婚活カウンセラーは、美容師さんがそうであるように、途中で都度、要望を伺いながら軌道修正していきます)

 

婚活に限ったことで言えば「普通」という、お相手への希望は、いわゆる平均値、標準値といったものよりは「やや上」になるものです。

 

本心から「謙虚」ではあっても、結婚に対する希望というものは、誰もが、そういうものなので安心してください。(笑)

 

ただし、「普通」という言葉を使って、中途半端に揶揄されるぐらいなら、本気で、とことん考え抜いて、「こういう男性と結婚したい!」という希望を明確に言えるようになっていたほうがいいです。

そのほうが良い婚活が間違いなくできます。