『びびってねえし』
一昨日、夕方のテレビをみていたら、法務省と よしもとの「世の中を明るくする運動」というイベントのニュースをやっていて、かつて暴走族の総長だったバッドボーイズの佐田さんが、自身の更生経験を語っていました。
その中で、「周りの友達から『お前びびってるのか?』と言われると、若い時のプライドでどうしても『びびってねえし』と、“いきがってしまう”」と、そんな話をされていて…
(その後は、「そこを周りの大人たちがフォローしなければいけない」と続くのですが…)
その話を聞いていて思ったのが…
そういったことは、若い時でなくても、むしろ年を取ってからでも往々にしてあることで…、もっと言うと、「婚活」でもしょっちゅうあることだな~と。
「びびってねえし」と、そこまで好戦的では無いにしても、「別に何がなんでも結婚したいわけではありません!」と、なんだか『素直になれない』自分がいることを、婚活中に感じる人もいらっしゃるかと…
それが、「相手が嫌だから…」という理由であれば正常な感覚なのですが…
時として、本当は相手のことを良いと思っているのに、「焦っていると思われたくない!」「弱みを見せたくない!」といった気持ちが働いて…、そうなってしまうことも。
人は誰でもプライドを持っていますし、特に婚活(恋愛)では、「自分がイニシアチブを握らなければ!」という気持ちになることもあります。
ですが、そのままでは、「上手くいくものもいかない…」ということに気づいている自分もいるはずです。
婚活を成功させるためには、その心の折り合いを、「どうやって付けていくのか?」が、実は、とても大切なことです。
婚活カウンセラーとして思うのは…
駆け引き云々とか、自分がイニシアチブを握らなければいけないとか、そういったことは、婚活を成功させるにあたっては、あまり重要なことでは無い気がします。
どちらが、どうとかでは無く、ただ自分が「結婚したい」と思ったなら、そう素直に口に出せば、それでいいのだと思います。
そこには、一切の駆け引きも、プライドも、必要ありません。
「びびってねえし」と、いきがる必要は無く、むしろ自分の「弱さ」を、ありのままに出せばいいのだと。
最後に勝つのは、「弱かった」人のほうかもしれません。