結婚詐欺は許さない!
今日は、結婚相談所に入会する時に必ず必要になる「独身証明書」の話をしたいと思います。
独身証明書の正式名称は、「結婚情報サービス・結婚相談業者提出用証明書」と言います。
「私は、民法732条の“重婚の禁止”の規定に違反していません!」と証明するための、役所が発行する公的な書類です。
かつては、戸籍謄本などで代用していましたが、戸籍謄本には本人以外の情報も入っていたりするので、個人情報を保護する意味もあって、その本人のみが「独身」であるということがわかる、専用の証明書として作られるようになりました。
でも「なんでわざわざ、そんなニッチな証明書が必要なの?」と、ちょっと不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
なので、もう少し詳しく説明しますと…
この独身証明書の歴史は、まだ比較的新しくて、2000年からスタートしています。
その理由は、「婚活サービス」というものが近年、社会に広く浸透、拡大していくのに伴い、残念ながら、既婚者が遊び目的で利用したり、誰かが犯罪目的(結婚詐欺等)などで利用するといった問題が起こってきたことにあります。
そういった問題を防止するために、行政機関が、ほぼ「婚活サービス」専用の、独立した公的証明書として発行するようになりました。
ですので、きちんとした、ちゃんとした、結婚相談所に入会する際には、必ずこの「独身証明書」の提出が求められます。
ちなみに、イー・マリッジも加盟しています、IBJ日本結婚相談所連盟等では、「独身証明書」を受け取ることを、全ての結婚相談所に義務付けています。
また、この、独身証明書の入手方法は非常に簡単で、自分の本籍地の市町村の役所の窓口へ行けば、直ぐに発行してもらえますし、また郵送でも申請し、受け取ることができます。
郵送の場合は、ほとんどは、それぞれの役所のホームページから、申請書をダウンロードして、そこに必要事項を記入し、印鑑を押して送ります。
発行手数料はだいたい300円ぐらいです。
海外にお住いの方は、それぞれの日本大使館や、日本領事館へ行けば、そこから、ご自身の日本の本籍地の役所へ連絡してくれて、取り寄せてもらえます。
たぶん、ほとんどの方が、結婚相談所の利用を考えるまで「独身証明書」の存在を知らなかったとは思いますが、実は、安心・安全に婚活をするために、本当に大切な証明書なのです。