「確率」だけでは語れないこと
婚活を「確率」で表現することがよくあります。
例えば、
「30歳の女性が、5年以内に結婚できる確率は35%」とか…
「40代男性が結婚できる確率は1%」とか…
その定義や、真偽は、定かではありませんが…
テレビやネット上などで、目にすることがあります。
結婚相談所でも、お見合い成立率、交際率、成婚率といった「確率」をよく使います。
イー・マリッジも、過去に「成婚率の意味」というブログを書いています。
https://e-marriage.jp/3910.html
成婚率が、高い低いというのは、その結婚相談所の「実力」と言えるかもしれません。
ですが、それは、成婚率が100%でない限り、結婚できる人もいれば結婚できない人もいる、というだけのことだとも言えます。
東大に毎年多く合格者を出している、有名進学校に入学したとしても、その学校の東大合格率が100%ではない限り、必ず東大にいけるとは限らない、というここと同じかもしれません。
ただ、受験は、自分に実力があれば、かなり高い可能性で合格が見えてくるかもしれませんが、婚活は、自分の実力だけではどうしようもない部分があります。
それは、自分の実力だけでは、どうすることもできない「お相手との相性」という要素です。
結婚相談所でお見合いをして「相性が合う」と思えるお相手と出会える確率は、10人に一人ぐらいだと思います。
世間一般に思われているほど、「高学歴で高収入で身長が高くて、しかもイケメンの人と結婚したい!」そんな風に思っている方ばかりではありません。
人の心は「外形的な条件」だけで「結婚したい」と思えるほど簡単なものではない、と今まで成婚していった皆さんの顔を思い浮かべて、つくづく思います。
高条件の人が必ずしも高確率で結婚できるわけではないということです。
逆に言えば、たとえ高条件の人でなくても、努力次第でチャンスは平等にあります。