婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

こだわりを超える時

 

「結婚するなら絶対に譲れない条件がある」

 

そんな本気の“こだわり”を持った人は、実際にはあまりいないような気もしますが…

 

実は結構いらっしゃいます…(婚活カウンセラーとしての実感です)

 

最も多いのは、お相手に対しての“こだわり”で、見た目、身長、学歴、収入、趣味等々、それは、それは…、もっと細かい人もいます。

 

たとえば、赤いシャツが似合う人でなければいけないとか、ラーメンを食べない人でなければいけないとか、裸眼視力が2.0以上なければいけないとか…

 

何故そうなの?と、他人からしたら、まったく理解不能??なのですが、本人からしたら至極大真面目で、その人なりの、それ相応の「理由」があるのです。

 

ただそうなると、やっかいなのが…、そういった人をどうやって探すかです。

 

まあ、世に中には、「そういった人も、いるには、いるな~」レベルであれば、なんとかなることもあるのですが、「それ、冷静に考えてみたら、世界に一人いるかどうかじゃない?」というレベルだったら、奇跡が3回ぐらい(?)起こらなければ出会えないかもしれません。

 

と、婚活を始める前に、そんな、とてつもない“こだわり”を聞いて「こ、これは難しいかも…」と思うこともあります。

 

入会前に、相当厳しい婚活になることを、重々説明し納得してもらいます。
(当然、1ヶ月婚活お試しコースから始めます)

 

ですが、そんな人に限って、あっさり結婚されていくことがあります。

 

「世界に一人しかいない人」に出会えたわけではありません。

ですが、妥協したというわけでもありません。

 

その“こだわり”を超える、その“こだわり”が消えるぐらいの「それ以上」が、そのお相手にあったということです。

 

“こだわり”を持つことは決して悪いことではありません。

むしろ、自分の「結婚の基準」として持っておいたほうがいいこともあります。

 

物心ついた時から云十年心と身体に刻み込まれた“こだわり”だと思っていたものでも、「それ以上」に出会ってしまった時には、上書きされてしまうこともあるのだと思います。

 

 

「運命の人に出会う」というのは、そういった意味も含んでいるのかもしれません。