婚活ノート。イー・マリッジ代表 山領有紀子のブログ

今、会えなくても…

 

先週の土日は、イー・マリッジで合計38件のお見合いがありました。

 

38件というのは、ここ最近では多いほうで、「だいぶコロナ前の感じに戻りつつあるな〜」と実感させられるものがありました。

 

ですが、そのうち、“リモートでのお見合い”が15件で、緊急事態宣言解除後としては、意外と高い割合だったので、ちょっと「あれっ?」と思ったのですが…

(ここ1〜2ヶ月は、コロナもだいぶ落ち着いてきて、“実際に会うお見合い”に戻りつつあったので)

 

ただ、その15件のお見合いの中身をよく見てみると、そのほとんどが、「遠隔地の人とのお見合い」でした。

 

ちょっと前までは、お見合いは「実際に会ってするもの」という考え方が、特に伝統と格式?を重んじる結婚相談所の中にはありましたが、このコロナ禍で、そんな悠長なことは言ってはいられなくなり、今や“リモートでのお見合い”は業界の常識となりました。

 

もともと、イー・マリッジは、海外駐在・在住の方の婚活を長年サポートさせて頂いていたので、コロナ以前から普通に、リモートでのお見合いをやっていました。

 

その経験から、お見合いは「直接会うこと」が、何よりも優先されることとは、そもそも考えてはいませんでしたが…(リモートでも十分、ファーストインプレッションとして、合うか合わないか判断できると)、国内で普通に婚活されていた人にとっては、敢えてそれをする必要もなく、“今、会える人”と直接会ってお見合いをして、交際するというのが、婚活の「常識」みたいに、なんとなく信じられていたのだと思います。

 

でもそう考えてみると、コロナ禍における「リモートお見合い」のケガの功名というか、棚ボタというか、“今、会えない人”でも「結婚相手の対象になる」ということに気づいてくれる人が多くなってきたことは、本当に良いことだったのだと思っています。

 

 

それは、本当に自分が理想とする人、求めている人に出会えるための選択肢、可能性が広がったということですので、結婚相談所業界にとっては、ある意味革新的な出来事だったと思います。

 

婚活カウンセラーとしても嬉しい限りです。