よりどりみどり?
日本は、一夫多妻制でも、一妻多夫婚制でも無いので、「一人の“ひと”にだけ」愛されれば、それで十分なはずです。
ですが…
できれば、なるべく沢山の“ひと”から愛されて、その中から結婚相手を選んだほうが「より幸せになれるのではないか?」と思う気持ちも理解できます。
選択の余地がない“一択”よりは、それぞれを「相対評価」できる、“二択”“三択”“四択”“五択”・・・のほうが、幸せになれるための「精度」は高くなるような気がする…と。
ただ…
結婚相手を「相対評価」するのは、思っている以上に、難しいものです。
たとえば、電気製品を選ぶときは、価格と、機能と、ブランドといったような項目を比較しておけば、まあ“大外れ”ということは無いような気はします。
(もしもの時は交換や返品ができるかもしれませんし…)
ですが“ひと”を選ぶときは、どの項目を比較検討したとしても、それが未来永劫正しい評価であるとは言い切れません。
性格も、条件も、見た目も、それらはあくまでも「今時点」のことであって、未来がギャランティーされたものではありません。
なので、結婚相手を「相対評価」する際には、その項目ごとに「未来予測」を加味する必要があります。
とはいえ…
そんな「未来予測」をするための、統計学の知識とか、占い師的な才能(?)とかが自分には備わってはいないと思うなら…
ああだ、こうだ、ごちゃごちゃ考えず、「未来は自分で作っていく!」と腹を括ってしまったほうが、精神衛生的にもいいのかもしれません。
今、目の前にいる“ひと”が、相対評価でなく、「絶対的評価」で自分が“いい”と思っているのなら、必ずしも選択の余地がない“一択”が悪いわけでも無いと思います。
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