仲人? 結婚相談所? Dating Agency?
結婚相談所が「けっこんそうだんじょ」ではなく、「Dating Agency」とか「Marriage Agency」とか「Matchmaking Company」とか、そんな呼称だったら、もう少し世間の結婚相談所に対するイメージも変わってくるのかな〜とも、時々、考えたりもします。
婚活、恋活アプリといった「マッチングアプリ」が“普通のこと”と認知されてきたお陰?もあって、結婚相談所も、何年か前と比べたら、劇的に世間の人たちから“普通のこと”と認識されつつあると感じてはいます。
それでも、「結婚相談所は、ちょっと…」と、未だ、多少の抵抗感のようなものを感じる方も、いらっしゃるのかと…
結婚相談所は、切実で、悲壮感を漂わせ、とにかく何でもいいから結婚したい!(?)といったような人たちが集まっている場所と、そんなイメージを持っていらっしゃるのではないかと…
「だから、もっと、おしゃれで、Lightな感じの名前に変えちゃえばいいじゃん!」と、そう短絡的に、思ってしまったりもするのですが…(笑)
なので、自分を落ち着かせる?ためにも、ここで…
「結婚相談所」に対する見方を変えてもらえる話をさせていただきます。
(自分で振っておきながら…という感じですが…笑)
現在の結婚相談所は、昔ながらの「仲人」に源流があります。
今から約50年前の1960年代ごろまでは「お見合い」で結婚する人が、半数以上を占めていました。
それは“結婚は家と家”という日本の伝統的な考え方が、その頃までは、まだ、色濃く残っていたというのが理由の一つであったのだと思います。
ですが、今では、「婚姻は両性の合意のみに基づいて…」と憲法で定められている通り“結婚は個と個”という考え方が確立されてきて、近年では「恋愛結婚」が圧倒的に増えてきました。
ただ、敢えて、かつての前近代的な“結婚は家と家”という考え方から、“良いところ”を抽出すると…
そこに介在した「仲人」は、それだけ“責任”を持って、マッチングしていたはずです。
その結婚に対する考え方が、良いか悪いかは別としても、間違いなく結婚というものに、“より重い責任“と、それなりのプレッシャーを感じて、仲人という職責を果たしていたと思います。
その流れを汲む、現在の結婚相所、少なくともイー・マリッジは、その古き仲人と“同じ責任”を引き継いでマッチングをおこなっているつもりです。
その呼称の響きだけからイメージするものとは違う“価値”が、結婚相談所にはあります。